升井純子のレビュー一覧

  • ドーナツの歩道橋

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    北海道の札幌がテーマだったので親近感が湧いたこの本。
    この本の主人公、麦菜は認知症のおばあちゃんと一緒に暮らしている。ヤングケアラーとまでは行きませんが十分その予備軍の麦菜は理不尽な理由で叱られたり介護をする毎日に疲れていました。ですが学校の授業で支援制度を知り、、、?
    少子高齢化の超高齢化社会の日本なのでこの問題はどんどん深刻化していくと思います。なので支援制度をもっと広めたり充実させることが大切だと思いました。やっぱり介護は疲れることもあるけどあからさまに態度の悪い介護だと介護される側もストレスなのでどちらの側も気持ちよくなれるような介護に出来たらいいですね。
    ぜひ、多くの人にこの

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    2025年05月01日
  • 空をけっとばせ

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    主人公は皆んな逆上がりができていたから、出来ないけど「出来る」っていっちゃった。最後は練習してできるようになった。
    主人公がおやつを食べたりゲームをしていたところが楽しそうだった。冷えピタが気持ちよさそうだった。

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    2025年04月15日
  • 空打ちブルース

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    急き立てられる本です。
    すごく純粋に生きている主人公を見てると、自分が恥ずかしくなります。
    もがいてるけど、できない。
    そんな感じがスッと心に響いてきて、なんか泣けます。

    (引用)
    バスから降りるとき、おれたちは必ず運転手に「ありがとうございましたぁ」と言う。そりゃ、「ざーっす」みたいな省略形だけれど、これを言わなくなったら、おしまいだなとも思う。


    「やっちゃんにはないか。わかってんのにできないとか、わかってんのにどうしようもないとか、そんなことはないか。」

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    2013年07月06日
  • ドーナツの歩道橋

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    若者の青春、って感じのお話かと思ったらなかなか考えさせられるテーマだった。
    いつかの自分の物語かもしれないって思った。麦菜の気持ちがすごくわかる。おばあちゃんのことは好きだけど、めんどくさいって思っちゃう気持ちは絶対あって、そんな自分がいやで後悔する。後悔したままにならなくてよかった。
    好きときらいは近い。そうなのかもしれない。

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    2020年11月19日
  • ドーナツの歩道橋

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    小さい頃、いろんな遊びを教えてくれたり、美味しいおやつを作ってくれたおばあちゃん。いつの間にか、私より小さくなって、みんなに「おばあちゃん、大丈夫?」と気遣われるようになって…。
    病院でいつも「家に帰りたい」って繰り返し言ってた。そんなせつない情景を思い出しました。

    そして、麦菜のおばあちゃんが、自分の老いを感じながらも認めたくない気持ち、自分が自分じゃなくなることが恐ろしかったり情けなかったりする気持ちが胸にぐっときました。

    麦菜は大好きなおばあちゃんの変化に戸惑いながらも、おばあちゃんを支えてあげる優しい孫です。
    友達のチェキは麦菜と正反対の性格で、麦菜の不満を上手く発散させてくれたり

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    2020年06月11日
  • ドーナツの歩道橋

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    札幌の高校一年生麦菜は、始まったばかりの高校生活に緊張気味。パン屋を営む自宅には、最近同居を始めたおばあちゃんがいて、だんだん認知症が進み、家族の生活にも変化が…。できたばかりの友達の意外な一面を知ったり、勝手ばかりすると思い込んでいた弟のやさしさに気づいたり、麦菜の高校生活はちょっと大変でちょっと楽しい。

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    2020年06月09日
  • とびばこバーン

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    わかってるんだけど、できないのよ。
    とびばこも、先生も。

    それは、本当には分かってないからなのかもしれないね。
    とびばこは、飛べるようになると分かる、分かるものがある。
    だから、皆いう、飛べない人にアドバイスする、わかっているから。
    でも、できないの。
    それは分かっている人のアドバイスだから、分からない人には分からない。

    飛べたら分かる。

    それを超えるために必要なのは練習で、あとは勇気。
    勇気。

    先生もね。

    大丈夫。とびばこ飛べなくても、先生が応援してくれる。
    大丈夫。先生上手くできなくても、子供たちが応援してくれる。

    だから大丈夫。


    私は先生モドキだけどね。

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    2015年07月12日
  • シャインロード

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    北海道の高校生の遠藤三冬は就職活動真っ只中。しかし、目的もなく就職活動をするため、いつも振り出しに戻ってしまう。自分の何がいけないのか、ふてくされながら歩いていた帰り道、印刷屋の校正のアルバイト募集の貼り紙を見つける。就職試験の面接の意味も分からなかった三冬だったが、アルバイトを通じて、町の人と関わっていくうちに、自分の役割や働く意味を見出していく。
    後半、三冬の成長を感じさせてくれます。

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    2012年09月21日
  • シャインロード

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    ネタバレ

    高校生の就職活動をメインとした話。
    印刷屋さん、和菓子屋さん、学校の先生、そしてやがて就職先となるところで働いてる方、彼女をとりまく大人が温かいと思った。

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    2012年08月01日
  • シャインロード

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    女子高生の就活。
    特にがんばってる子でもないので、案の定、世間は厳しいです。
    悪い子ではないけれど、面接に遅刻したり、働く覚悟ができていなかったり、ちょっとダメダメな感じが漂っています。
    やりたいことをみつけるのも、大事ですね。
    主人公の「就職」への姿勢は全く評価できないけれど、中・高生が「就職」について考えるには、面白い一冊だと思います。
    「働く」って、甘くはないのです。

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    2013年01月11日
  • 空打ちブルース

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    四流男子高校生ケージュン。バイトを始めたら銀行口座を作らなきゃならなかった。銀行なんて行ったことない。身分証明って何、おれはおれよ? 家庭環境は選べない。でも誰にでも明日はある。ケージュンは、そんなことも知らなかった…。
    ちょっと痛い。短いし、浅いかもしれない。でも、今の子どもがここにいる気がする。

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    2011年09月04日
  • ドーナツの歩道橋

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    私もおばあちゃんやおじいちゃんにもっと自分ができるお手伝いを少しでも多く率先してやっていこうと思いました。

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    2024年06月27日
  • ドーナツの歩道橋

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    表紙から受けるイメージとして、YAの青春ものなのかなぁと思っていたのだけれど、ヤングケアラーものだった。読後はさわやか。

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    2021年10月05日
  • ドーナツの歩道橋

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    ヤングケアラーの話。
    おばあちゃんは、要介護2。
    介護は五感を破壊することばかり。
    力もいるし、精神力も必要だと思った。
    高校生の麦菜は、パン屋を営む両親を助けるために、おばあちゃんの世話もする。
    辛い話ではないのに、驚くことばかり。
    介護の大変さがよくわかる。
    読書から、日本の問題の多さがわかる。
    (昨日読んだ本には、海洋汚染プラスチック問題が、その前に読んだ本「イーブン」には女性の差別問題が!)
    そして超高齢化問題。どうするんだ日本!

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    2021年05月11日
  • 空をけっとばせ

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    ネタバレ

    小3の悠斗(ゆうと)は鉄棒が苦手。今日から夏休みだけど、2学期は体育で鉄棒をやると担任の先生が言って、孝道くんが「さかあがり、おれとくい。悠斗は?」と聞かれて思わずうなずいてしまった。

    夏休みの間、逆上がりができるよう秘密の特訓だ。公園で逆上がりを練習していたら、同じクラスの時生(ときお)くんが声をかけてくれた。今まであまり喋ったり遊んだことはないけど、遊びに来ないかと誘われた。

    時生くんは悠斗より頭一個分くらい背が高くて、筋肉もある。そして時生くんのうちはスイカの農家だった。スイカを収穫する手伝いをしたり、一緒に遊んだ。時生くんはサッカークラブに入りたいけど入れないぶん、リフティングの秘

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    2018年09月02日
  • とびばこバーン

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    3年生の小泉野花(のか)はとびばこが苦手。体育でとびばこがある時は、学校に行きたくない。
    得意なのはシロツメクサで作る首飾り。

    いつも元気でブロッコリーみたいなふわふわな髪型の神崎みちる先生は、まだ大学生の、見習いの先生だ。
    とびばこが出来なくて涙が出ちゃった野花に、帰り道、みちる先生が「だめなんだあ、わたし」と言う。先生にも苦手なことがあんだって。
    先生の苦手なことも、野花の苦手なとびばこも、練習したら出来るようになる。出来る事をイメージして、みちる先生の研究授業で、大きな声で「いきまーす」そして、先生と2人で、ふみきり、バーン!

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    2017年05月21日
  • シャインロード

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    高校卒業後の進路。就活のお話。
    その時点で自分が何をしたいかなんてなかなかわからないよね。
    しかしその時々で人生を左右する決定を任されるわけだ。
    山川君との関係はもっと書いてもらわないとよくわからない。

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    2014年09月03日
  • 空打ちブルース

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    面白かったです。
    いろんなことを乗り越えて
    人間は成長して行くのだな、
    と思いました。
    素直になれないけど
    良い高校生たちの物語。

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    2012年08月18日
  • 空打ちブルース

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    第51回講談社児童文学新人賞受賞作。
    すかすかすぎて3、40分で読めてしまった。びっくりするほどすかすか。
    空打ちブルース、をそらうちと読んでて、あぁ爽やかな話かなぁとおもってたら、からうちブルースで、レジを通さない話でした。
    いくら四流だからといって、高校一年生ってこんなに無知だった!? バカだった!? と目を疑うようなものばかり。最初の銀行口座のはなしのくだりからね。
    例年の講談社児童文学新人賞とはちょっとちがったかなー。これは選考員変わったことにも関係しているのかな。

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    2011年11月21日
  • 空打ちブルース

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    ケージュンくんのこと、ぎゅっと抱きしめてあげたくなった。
    最後のへんで、なんだか涙腺が…。
    読後は、スッキリ感がありました。

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    2024年03月24日