脇田茜のレビュー一覧

  • 妖精のおきゃくさま 分冊版 : 1

    夢のあるメルヘン

    洋裁業をやっている主人公が妖精に服を作る話。服の素材が面白く、作った後の展開も面白い。非常に夢のある内容です。
  • 『猫がいない』短編集 凪を探して
    みんなどこかで悲しさを抱えている、けれどどこかで救いのある、暖かさのある話。自分の足で、手で、言葉で、頑張るしかないね、と思わせてくれる。
  • 『猫がいない』短編集 凪を探して
    『猫がいない』という共通のテーマから各話をまとめた短編集。
    『(今までいた)猫がいない』ことで残された人間のドラマを膨らませる話だけで一冊というのはなかなか珍妙で面白い。
    各話のバリエーション、ボリューム、完成度が高くて面白い。
    『空の青、雲の澪』が良かった。
  • 『猫がいない』短編集 凪を探して
    猫はあんまり興味なかったのですが、猫みたいな人間になれたらどんなに良いだろう。って微笑ましくなりました。
  • 化け之島初恋さがし三つ巴 1
    父親の海外赴任で母親の故郷であり、親戚の経営している宿がある島に移り住むことになった三津。
    この場家之島は妖怪たちが暮らす島。
    6年前に来たときに無自覚な初恋をしてしまった三津、この初恋の行方がこの島の将来を大きくて左右することに。
    日本の近代化に伴って全国の妖怪たちがこの島に集められ、今も人間と共...続きを読む
  • 『猫がいない』短編集 凪を探して
    さかもと麻乃をほうふつとさせる、微妙にラフなタッチ。志村志保子とどこかしら通じるような日常スケッチの延長にあるエピソードに好感が持てる。