松本キックのレビュー一覧

  • 統合失調症がやってきた

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    ろくに知りもしないナイーブな問題については私の軽々しく薄っぺらな意見を人目にさらせないので割愛。
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    キックさん 男前やな~。
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    あとがきにあったお母さんのことば
    「あなたが充実した毎日を送っているだなんて、そんな親孝行なことはありません。」
    加賀谷さんは親孝行のハードルを下げさせた って言ってるけどそれは親の本音。
    親孝行にハードルなんてないんだもん、きっと。

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    2023年11月08日
  • 統合失調症がやってきた

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    「松本ハウス」というお笑いコンビは、全然知らなかった。
    統合失調症について、詳しくはわからなかったが、壮絶なのは伝わった。
    加賀谷さんに、お笑いという場があって良かった。
    松本さんという相方がいて良かった。
    加賀谷家は、高度経済成長時代の家庭だった。

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    2025年07月23日
  • 統合失調症がやってきた

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    私は、松本ハウスのことはあまり知らない。
    統合失調症のことも、あまり知らない。
    今回、この本を読めてよかったと思う。

    母親の気持ちも、加賀谷さんの気持ちも、どれもわかる。
    うまくかみ合わない。
    理解しあえない。
    本音が言えない。
    そんなずれが、どんどん広がり、深くなっていく。
    昔の私なら、「親が悪い」と切って捨てていたが、不完全な自分を痛感し、人の親となっている今の私には、彼らの弱さを頭ごなしに批判することは出来ない。
    それとともに、ここに書かれていない感情や出来事の存在も感じる。
    ここに書かれていることは、かなりソフトで善良な部分が大半で、もっと黒くてどろどろした感情も存在していたのだろう

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    2023年08月22日
  • 統合失調症がやってきた

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    幼少期、発病、売れっ子芸人時代から廃業、復活までの闘病記、半生記

    まず、吾妻ひでおの「失踪日記」によく似ていると思った。
    同じ、専門職(マンガ家、お笑い芸人)の精神疾患の発症、隔離病棟を含めた闘病エピソードが半生記と一緒に盛り込まれている構成だ。
    本書は、共同著者である相方の松本キックの構成が落ちついた書きっぷりで、周囲の人々の愛情がより強調されているようだ。


    母親の描写が、冒頭の教育ママから終盤の愛情を込めて息子を見守る母とまるで別人のように変わっているなあ。
    絶頂期の転落の原因は、多忙(電波少年はやりすぎ)、自己判断の服用調整に尽きる。
    復活準備期にバイト時代に妙に職場があたたかかっ

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    2018年10月29日
  • 統合失調症がやってきた

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    芸人で統合失調症のハウス加賀谷さんの本。

    芸人としての活動休止から復活までの話だけでなく、その前の子供時代に統合失調症の症状が出たところから書かれている。

    芸人さんということを知らず統合失調症の理解のための一冊として読んだが、体験者が実際に感じた感覚を軽めに伝えてくれるので入口の一つとして良い一冊と思う。実際はここで語られるようなものよりもっともっとしんどかったろうことは想像に難くないけれど、つらさアピールではない形で統合失調症を知ってもらおうとする姿勢に心打たれる。さすが芸人さん!

    この本を読んでからネタを拝見したけれど、統合失調症と付き合いながら芸人をやっていたこと、闘病期間を経て復

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    2016年09月21日
  • 統合失調症がやってきた

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    芸人ハウス加賀谷による統合失調症闘病の記録と、見守った相方松本キックによる共著。周囲の理解、見守り、受け入れが、いかに大切であるかが感じられる。加賀谷には松本キックがいたことが、幸運だったのだろう。

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    2016年07月12日
  • 統合失調症がやってきた

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    「松本ハウス」の加賀谷さんが精神疾患にかかっていることは割と最近知ったんですが(コンビ復活のニュースで、だったかな?)、あの落ち着きのなさ、テンションの高さは芸風だと思っていたのでびっくりしました(もちろん、キャラとして演じていた部分もあると思いますが)。
    芸人としての全盛期(ボキャブラ天国のあたり)も、裏では大変なことになっていたんだなぁ。そしてその後も。病気は色々なものを奪っていきますね・・・。

    でも、加賀谷さんは諦めなかった。浮いたり沈んだりしながらももがき続け、ついに芸人として復帰するところまできた。これは本当にすごいことだと思います。
    それから、キックさんも。壊れてしまった相方を何

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    2015年07月14日
  • 統合失調症がやってきた

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     統合失調症はかつては精神分裂病と呼ばれていた症状である。松本ハウスは、一昔前にボキャブラ天国などTVのお笑い番組で活躍していたお笑いコンビだが、突然いなくなったのは人気がなくなったからだと思っていた。
     実はそうではなく、ぶっとんだ方のハウス加賀谷がこの統合失調症でこの仕事ができなくなったからだったのだ。幻聴、幻覚、落ち込んだり、と子供のころから症状があり、薬や治療でようやく復帰したという話である。
     この症状や罹患者に対する理解を深めるのには、読みやすくていいと思う。一番つらいのは本人で、周囲の理解がなにより必要なのだ。

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    2014年12月26日
  • 統合失調症がやってきた

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    ありのままに生きることはむつかしいし、そもそも『ありのまま』を決めることも出来ないままここまでやって来ましたが、ハウス加賀谷さんを知らないので普通のホンとして読みました。生きやすく生きようとして自分を追い詰めていくというのが理解できなくって、でもそういう人がいるというのはわかりました。回りの雰囲気は自分に影響を与えるモノで、良い子でありたいというのもわかります。そこそこの優等生的こどもになってましたので・・・一言で打ちのめされたのですが、そこで回りと折り合いを付けてしまったんですよね。そんな風に自分を守るある一線は誰にでも備わっていると思っていました。だってこの世に生まれてきたんですから・・・

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    2014年08月21日
  • 統合失調症がやってきた

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    実際にどういう病気なのかイメージできなかった統合失調症というものが、この本に書かけた加賀谷さんの生々しい話のおかげで多少なりとも理解できたような気がする。
    それにしても、精神医療って、かなりの部分が薬でカバーされているが、それが合うかどうかは人によって違っていて、ただし、自分に合う薬でもその副作用がハンパなく大きいってことがよく分かった。

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    2014年08月30日