角川歴彦のレビュー一覧
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発売されたのはちょうどiPadの日本発売が決定した頃だったでしょうか。
今後のコンテンツ産業のあり方を考えていく上で欠かせない情報がぎっちり詰まっております。
特に日本が既に米国の情報植民地になっている、といった記述は衝撃的でした。
国策としてのクラウドコンピューティングの必要性に関しても解説されて...続きを読むPosted by ブクログ -
失礼ながら、あのお年でハンパない勉強家だなぁ、と感心。
あと、柔軟な考え方もだけど、なにより、重要なポイントを見極める力と分析力にはビックリ!
数年前「何をいまさらweb2.0とか言ってるんだろ?」ってバカにしててゴメンなさい。そういうコトじゃなかったんですね……。
とはいえ、最後のほうは国論的...続きを読むPosted by ブクログ -
出版業界への黒船襲来に関し、KADOKAWAの総帥が書き下ろした書籍。
著者の著作権法に対する理解の深さにも驚くが、
だからこその出版社への著作隣接権の付与といった活動につながってゆくものだと思う。
もっとも、いちばん興味深かったのは、中山信弘氏と伊藤穰一氏との対談。
前者は著作権法の限界につい...続きを読むPosted by ブクログ -
類書とは異なる視点で著作権を捉えており、非常に興味深かった。
角川だからと思えることも結構あった。
考えると、いろいろ難しいなと思うが、今後の変化には注意をしていきたい。Posted by ブクログ -
縁あって、この本に書かれた1シーンに同席した経緯があります。
その場にいたものしかわからない興奮が、もうかなりの時間が経っているにもかかわらず、鮮明に思い出されます。
そして2014年はもうすぐそこまで来ているのですね。まわりはまさにクラウドだらけです。Posted by ブクログ -
この手の本はこれまでも読んできたが、これをご高齢の角川グループ会長が書いていることが一番意義があると思う。最も、なぜ「クール革命」とやらが2014年に訪れるかの説明は無かったが・・・wPosted by ブクログ
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「クール革命」
高度なIT化が進む中、大衆の嗜好や意思が社会を動かすこと。
クール革命を実現した最たるものは「iphone」「ipad」。
クラウド化したサービスを孵化装置とし、大衆がどんどん参加をし、変化を作り出してきた。スティーブ・ジョブスが作ったアプリケーション市場は、人々のアプリケーション...続きを読むPosted by ブクログ -
週刊アスキーに著者がインタビューでのっており、購入してみた。
日本の文化をクールとして、それをどのようにするべきか、クラウド時代の技術論よりも、クラウドを用いて、特に日本の文化をどのようにビジネスにするかという視点が大きい本だったと思う。
日本文化を再評価する動きはあるので、その一環だと思われる...続きを読むPosted by ブクログ -
グローバリゼーションやクラウドといった新たな潮流に対して、日本という国やその企業は何を武器にしてどのように戦っていくべきか。現状の整理と今後の展望が分かりやすくまとめられた良書。Posted by ブクログ
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内容紹介
情報の発信と消費を担う「大衆による巨大知」が社会を動かす「クール革命」が今まさに始まろうとしている。かたやポストWeb2.0の技術革新が水面下で着々と進行し、急速なITの進歩と情報環境の変化が「知」のグローバリゼーションを加速する現代。アメリカで本格化的に広がりつつある「クラウド・コンピュ...続きを読むPosted by ブクログ -
webで無料公開されていたけど、読みづらかったので購入。
書かれている内容はweb業界ではすでに語りつくされた内容が多かったけど、旧メディアである出版社のトップがここまで状況を理解していることは驚き。ロストシンボルとブラックスワン読みたくなった。Posted by ブクログ -
現代の経済について中心に考え、日本自国の会社を成長させるために他の国々の大企業にどう立ち向かうべきかを検討した作品である。ただ予備知識がない読者にとっては用語や現象の理解が難しく感じると思われる。
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ダークナイトはアメリカでは、世界的には1000億円の興業収入だが、
日本では、15億円だった
1980年代まで 高関税政策 外国大手企業の日本進出の防止
1986年東京サミット 輸出貿易黒字から貿易自由化へ
バブル崩壊
長期不況 失われた10年
80年代までアメリカ文化の吸収
90年代以降 金融ビッ...続きを読むPosted by ブクログ -
大手出版社の中ではいちばんITに積極的で、正面
から向き合っていると思うのが角川。
その総帥が書いた本ということで手に取った。
第一章「クール・パワーを新しい国力へ」から第五章
「クラウドの奇跡」は、独自のフレーズをちりばめ
ながらweb2.0やクラウドについて総括的に書かれた
もの。...続きを読むPosted by ブクログ -
角川グループのえらい人がどういうことを考えてるのか知りたくて、買ってみた。年齢的に上の方(67歳)である。この年齢になると、デジタル系に疎い方が多いのだが、そんなことはまったくなく、とても新しいことに通暁していて驚いた。いや、失礼な話だ。ところどころ、酔ってるような文章があったり、数字の根拠がいまい...続きを読むPosted by ブクログ
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"出版界の経営者が電子書籍の登場により、今後どのような座視で経営の舵取りをするのかを知りたくて手にとって見た本。
読んでみると、情報革命を著者の視点で描いた、私の予想とはちょっと違った本だった。
ネタばれ 承知で、著者が紹介する本の中で、気になった本をあげておく。
・ブラック・スワン 不確実性とリ...続きを読むPosted by ブクログ -
著作権法はちょこちょこ法的な規制が強まっているけれど、本当にそれでコンテンツは守られているのか?という話。アップルを筆頭とする「ギャング4」が自らのシステムを押し付けることで、法律上は地位が強くなっているはずのコンテンツホルダーがどんどん弱くなっていってるのでは、という視点は非常に面白かった。本書で...続きを読むPosted by ブクログ
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2014年、全てのサーバーは一元化されると予言する本。2010年3月初版。
超巨大サーバー「クラウド・コンピューター」が完成すると、
個人でサーバーを“所有”せずとも、始めは無料でクラウドを“利用”でき、
全てのパソコンは駆逐され、iPad類で事足りるようになる。
その時、勝者総取出来るのは、グ...続きを読むPosted by ブクログ