角川歴彦のレビュー一覧

  • クラウド時代と〈クール革命〉

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    発売されたのはちょうどiPadの日本発売が決定した頃だったでしょうか。
    今後のコンテンツ産業のあり方を考えていく上で欠かせない情報がぎっちり詰まっております。
    特に日本が既に米国の情報植民地になっている、といった記述は衝撃的でした。
    国策としてのクラウドコンピューティングの必要性に関しても解説されており、危機感を意識するには十分なボリュームです。

    今後加速していくであろうコンテンツ産業の生き残りを賭けた生存競争を考えていく上で、本書を入り口とするのはなかなかによい体験だと感じました。

    文句なしにオススメです。

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    2011年02月11日
  • クラウド時代と〈クール革命〉

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    失礼ながら、あのお年でハンパない勉強家だなぁ、と感心。
    あと、柔軟な考え方もだけど、なにより、重要なポイントを見極める力と分析力にはビックリ!
    数年前「何をいまさらweb2.0とか言ってるんだろ?」ってバカにしててゴメンなさい。そういうコトじゃなかったんですね……。


    とはいえ、最後のほうは国論的なお話でちょっと上級者向けカモ。

    それでもやっぱりオススメ。特に同業種の方には読んでほしいな。

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    2010年03月17日
  • グーグル、アップルに負けない著作権法

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    出版業界への黒船襲来に関し、KADOKAWAの総帥が書き下ろした書籍。

    著者の著作権法に対する理解の深さにも驚くが、
    だからこその出版社への著作隣接権の付与といった活動につながってゆくものだと思う。

    もっとも、いちばん興味深かったのは、中山信弘氏と伊藤穰一氏との対談。
    前者は著作権法の限界について、後者は権利を持つことの限界につて、
    それぞれ語ってくれていて、示唆に富んでいる。

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    2017年07月24日
  • グーグル、アップルに負けない著作権法

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    類書とは異なる視点で著作権を捉えており、非常に興味深かった。
    角川だからと思えることも結構あった。
    考えると、いろいろ難しいなと思うが、今後の変化には注意をしていきたい。

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    2015年05月20日
  • グーグル、アップルに負けない著作権法

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    問題点が網羅されていて、とても分かりやすい。
    後半の対談は多少時期が古いが、問題点整理という点でためになる。

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    2013年11月26日
  • クラウド時代と〈クール革命〉

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    縁あって、この本に書かれた1シーンに同席した経緯があります。
    その場にいたものしかわからない興奮が、もうかなりの時間が経っているにもかかわらず、鮮明に思い出されます。
    そして2014年はもうすぐそこまで来ているのですね。まわりはまさにクラウドだらけです。

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    2013年05月17日
  • クラウド時代と〈クール革命〉

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    この手の本はこれまでも読んできたが、これをご高齢の角川グループ会長が書いていることが一番意義があると思う。最も、なぜ「クール革命」とやらが2014年に訪れるかの説明は無かったが・・・w

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    2013年01月03日
  • クラウド時代と〈クール革命〉

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    「クール革命」
    高度なIT化が進む中、大衆の嗜好や意思が社会を動かすこと。

    クール革命を実現した最たるものは「iphone」「ipad」。
    クラウド化したサービスを孵化装置とし、大衆がどんどん参加をし、変化を作り出してきた。スティーブ・ジョブスが作ったアプリケーション市場は、人々のアプリケーションの利用の常識を覆し、大衆が各々の目的に沿ったマシンを手に入れることが可能になった。ゲーム機にも楽器にも辞書にもなるハイテクマシン…。

    最後は、国際競争としてのITで締めくくられている。
    今後、世界の情報化の激動の波を生き抜いていくには、国家を挙げてのプロジェクトとして、日本独自のクラウド環境を構築

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    2011年12月11日
  • クラウド時代と〈クール革命〉

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    週刊アスキーに著者がインタビューでのっており、購入してみた。

    日本の文化をクールとして、それをどのようにするべきか、クラウド時代の技術論よりも、クラウドを用いて、特に日本の文化をどのようにビジネスにするかという視点が大きい本だったと思う。

    日本文化を再評価する動きはあるので、その一環だと思われる。

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    2013年04月23日
  • クラウド時代と〈クール革命〉

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    グローバリゼーションやクラウドといった新たな潮流に対して、日本という国やその企業は何を武器にしてどのように戦っていくべきか。現状の整理と今後の展望が分かりやすくまとめられた良書。

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    2011年01月01日
  • クラウド時代と〈クール革命〉

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    内容紹介
    情報の発信と消費を担う「大衆による巨大知」が社会を動かす「クール革命」が今まさに始まろうとしている。かたやポストWeb2.0の技術革新が水面下で着々と進行し、急速なITの進歩と情報環境の変化が「知」のグローバリゼーションを加速する現代。アメリカで本格化的に広がりつつある「クラウド・コンピューティング」はその究極の姿であり、追随する日本でも、2014年にはメディアや産業構造の大激変が起こることを予測する著者。
    本書は、鋭敏な感性や豊かな事業構想力を持つ経営者やビジネスマン、クリエイター達に向けて、激変時代を生き抜く道を示した覚醒の未来予測書である。

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    ジャパ

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    2010年07月08日
  • クラウド時代と〈クール革命〉

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    webで無料公開されていたけど、読みづらかったので購入。
    書かれている内容はweb業界ではすでに語りつくされた内容が多かったけど、旧メディアである出版社のトップがここまで状況を理解していることは驚き。ロストシンボルとブラックスワン読みたくなった。

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    2010年03月15日
  • 【無料試し読み特別版】角川歴彦「メディアの興亡」三部作【全3冊 合本版】『クラウド時代と〈クール革命〉』『グーグル、アップルに負けない著作権法』『躍進するコンテンツ、淘汰されるメディア』

    購入済み

    初心者にはやや難しいか

    現代の経済について中心に考え、日本自国の会社を成長させるために他の国々の大企業にどう立ち向かうべきかを検討した作品である。ただ予備知識がない読者にとっては用語や現象の理解が難しく感じると思われる。

    #タメになる

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    2022年01月01日
  • クラウド時代と〈クール革命〉

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    ダークナイトはアメリカでは、世界的には1000億円の興業収入だが、
    日本では、15億円だった
    1980年代まで 高関税政策 外国大手企業の日本進出の防止
    1986年東京サミット 輸出貿易黒字から貿易自由化へ
    バブル崩壊
    長期不況 失われた10年
    80年代までアメリカ文化の吸収
    90年代以降 金融ビッグバン大蔵省
    自分探し

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    2020年09月13日
  • クラウド時代と〈クール革命〉

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    大手出版社の中ではいちばんITに積極的で、正面
    から向き合っていると思うのが角川。
    その総帥が書いた本ということで手に取った。

    第一章「クール・パワーを新しい国力へ」から第五章
    「クラウドの奇跡」は、独自のフレーズをちりばめ
    ながらweb2.0やクラウドについて総括的に書かれた
    もの。びっくりするような内容はなかったけれど、
    系統立ててまとめてあるので、頭の整理には最適。

    でも、この本の肝は第六章「アメリカから起こる21
    世紀の産業革命」と、第七章「提言」。角川さんは
    これが言いたくて、この本を出したんだろうと思う。

    アメリカが史上最強の地財国家を目指す中、我々は

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    2018年11月18日
  • クラウド時代と〈クール革命〉

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    角川グループのえらい人がどういうことを考えてるのか知りたくて、買ってみた。年齢的に上の方(67歳)である。この年齢になると、デジタル系に疎い方が多いのだが、そんなことはまったくなく、とても新しいことに通暁していて驚いた。いや、失礼な話だ。ところどころ、酔ってるような文章があったり、数字の根拠がいまいちよくわからないところもある。また、中身に関しては、この本独自というものはなかった。類書を読んでる者にとっては既知のものがおおい。昨今のITの流れをおおまかにおさらいする意味ではいいかもしれない。""

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    2018年11月06日
  • クラウド時代と〈クール革命〉

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    "出版界の経営者が電子書籍の登場により、今後どのような座視で経営の舵取りをするのかを知りたくて手にとって見た本。
    読んでみると、情報革命を著者の視点で描いた、私の予想とはちょっと違った本だった。
    ネタばれ 承知で、著者が紹介する本の中で、気になった本をあげておく。

    ・ブラック・スワン 不確実性とリスクの本質 ナシーム・ニコラス・タレブ著 ダイヤモンド社
    ・誰が文明を作ったか ウィル・デューラント著 PHP研究所"

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    2018年10月20日
  • グーグル、アップルに負けない著作権法

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    著作権法はちょこちょこ法的な規制が強まっているけれど、本当にそれでコンテンツは守られているのか?という話。アップルを筆頭とする「ギャング4」が自らのシステムを押し付けることで、法律上は地位が強くなっているはずのコンテンツホルダーがどんどん弱くなっていってるのでは、という視点は非常に面白かった。本書での対談で出てきた「著作権法を強くしても著作者は強くならない」というフレーズが印象的。

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    2015年05月10日
  • クラウド時代と〈クール革命〉

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    2014年、全てのサーバーは一元化されると予言する本。2010年3月初版。

    超巨大サーバー「クラウド・コンピューター」が完成すると、
    個人でサーバーを“所有”せずとも、始めは無料でクラウドを“利用”でき、
    全てのパソコンは駆逐され、iPad類で事足りるようになる。

    その時、勝者総取出来るのは、グーグル、アップル、マイクロソフト、つまり米国。
    日本にとって、江戸末期の「黒船襲来>情報植民地化」である。
    このままでは日本は丸裸のケツの毛までむしり取られてしまうことになる。

    更に、合理的な米国勢はAIコンピュータによる支配を望んでいるという。
    そこに疑問を感じる日本としては、独自のクラウド・コ

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    2013年11月16日
  • クラウド時代と〈クール革命〉

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    クラウドと、それを利用したメディアの今後のあり方を記述した本。

    角川ホールディングスの重鎮が語ってるだけあって、説得力がある。

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    2012年02月19日