角川歴彦のレビュー一覧
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「クール革命」
高度なIT化が進む中、大衆の嗜好や意思が社会を動かすこと。
クール革命を実現した最たるものは「iphone」「ipad」。
クラウド化したサービスを孵化装置とし、大衆がどんどん参加をし、変化を作り出してきた。スティーブ・ジョブスが作ったアプリケーション市場は、人々のアプリケーションの利用の常識を覆し、大衆が各々の目的に沿ったマシンを手に入れることが可能になった。ゲーム機にも楽器にも辞書にもなるハイテクマシン…。
最後は、国際競争としてのITで締めくくられている。
今後、世界の情報化の激動の波を生き抜いていくには、国家を挙げてのプロジェクトとして、日本独自のクラウド環境を構築 -
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内容紹介
情報の発信と消費を担う「大衆による巨大知」が社会を動かす「クール革命」が今まさに始まろうとしている。かたやポストWeb2.0の技術革新が水面下で着々と進行し、急速なITの進歩と情報環境の変化が「知」のグローバリゼーションを加速する現代。アメリカで本格化的に広がりつつある「クラウド・コンピューティング」はその究極の姿であり、追随する日本でも、2014年にはメディアや産業構造の大激変が起こることを予測する著者。
本書は、鋭敏な感性や豊かな事業構想力を持つ経営者やビジネスマン、クリエイター達に向けて、激変時代を生き抜く道を示した覚醒の未来予測書である。
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ジャパ -
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Posted by ブクログ
大手出版社の中ではいちばんITに積極的で、正面
から向き合っていると思うのが角川。
その総帥が書いた本ということで手に取った。
第一章「クール・パワーを新しい国力へ」から第五章
「クラウドの奇跡」は、独自のフレーズをちりばめ
ながらweb2.0やクラウドについて総括的に書かれた
もの。びっくりするような内容はなかったけれど、
系統立ててまとめてあるので、頭の整理には最適。
でも、この本の肝は第六章「アメリカから起こる21
世紀の産業革命」と、第七章「提言」。角川さんは
これが言いたくて、この本を出したんだろうと思う。
アメリカが史上最強の地財国家を目指す中、我々は -
Posted by ブクログ
2014年、全てのサーバーは一元化されると予言する本。2010年3月初版。
超巨大サーバー「クラウド・コンピューター」が完成すると、
個人でサーバーを“所有”せずとも、始めは無料でクラウドを“利用”でき、
全てのパソコンは駆逐され、iPad類で事足りるようになる。
その時、勝者総取出来るのは、グーグル、アップル、マイクロソフト、つまり米国。
日本にとって、江戸末期の「黒船襲来>情報植民地化」である。
このままでは日本は丸裸のケツの毛までむしり取られてしまうことになる。
更に、合理的な米国勢はAIコンピュータによる支配を望んでいるという。
そこに疑問を感じる日本としては、独自のクラウド・コ