木村衣有子のレビュー一覧

  • BOOKSのんべえ お酒で味わう日本文学32選
    お酒を呑む人にはもちろんお薦めですが、いろんなモノとのキッカケが欲しいような人にもお薦めです。本作品では本以外にもお酒の銘柄、舞台となる土地や実際に存在する飲食店、過去の流行など魅力的なモノが沢山紹介されていて数珠繋ぎに触れていけるような気がします。
  • BOOKSのんべえ お酒で味わう日本文学32選
     宮沢 賢治や谷崎 潤一郎などが書いた小説の舞台がどんな感じの飲み屋でどんな人をモデルにして書いたのかが読んで行くと良く分かります。
  • 味見したい本
    「料理の本」と言っても、立場は様々。栽培する人、調理する人、食べる人、楽しむ人、評する人…
    どんな人も食べて飲んで、色んな人が食べること・飲むことについてアレコレ考えて、そうして数ある本に対して著者の木村さんが「この本のここ面白い」「共感する」「私ならコレはこうだなぁ」と書くのに、更に私が「そうそう...続きを読む
  • 味見したい本
    少し昔から現代まで、食にまつわるさまざまなエッセイ・小説等をレビューする一冊です。
    本当にいろんな食べ物・飲み物が出てきます。著者が食べることをいかに愛してるのかが言葉の端々から伝わってきます。ちょっとした空き時間にちょっとずつ読めるので、その点も良いです。
  • 猫の本棚
    猫が出てくる文学作品をたくさん紹介している本。読んだことのある作品については、こんな捉え方があるのかという新しい発見があるし、読んだことのある作品については、読んでみたいなと思わせてくれます。

    個人的には、後半の「猫を知る」のコーナーに出てくる作品の方が気になります。猫を取り巻く環境や状況の時代に...続きを読む
  • BOOKSのんべえ お酒で味わう日本文学32選
    文学は『不健康』、落語は『スカタン(粗忽)』と相性が良い。

    中でも純文学は、出自・不遇・無学・犯罪・薬物…を赤裸々に綴る私小説というジャンルが確立されており、明治の田山花袋から令和の西村賢太までその松明は絶やすことなく受け継がれている。

    書き手自身の経験だけに、そら克明に、時に酸鼻極まりないシー...続きを読む
  • 猫の本棚
    著者は、猫が好きな自分が好きという人がひどく嫌いらしい。
    猫がかわいくてたまらなくて、メロメロになっている人もあまり好きではないようだ。

    だから、選ばれている本も、猫に対する眼差しがクールなものが多い。
    そして古い本が多いからか猫の飼い方が現在と違い、放し飼いや私からするといい加減で適当に思えるこ...続きを読む
  • キムラ食堂のメニュー
    畑日記のところが、長くてかったるい感じで、なかなか読み進められなかったけど、著者の、食べる、呑むにたいするこだわりは、わかった。
  • キムラ食堂のメニュー
    1975年生まれ、木村衣有子さん「キムラ食堂のメニュー」、2017.10発行、著者、34歳から41歳までに書いた食の記録だそうです。食堂、コーヒー&おやつ、台所、畑、酒場の5つの章立てです。9坪の畑で楽しんだ記録がメインのようです! 自分の住んでる町には、どんなに小さな町でも、喫茶、蕎麦屋、洋食、寿...続きを読む
  • 猫の本棚
    木村衣有子さんの「猫の本棚」、2011.7発行です。安房直子、内田百閒、長田弘、鴨居洋子、幸田文、笙野頼子、谷崎潤一郎、夏目漱石、野澤延行、吉行理恵ら28人の作家の猫の文学作品が紹介されています。作品名を予想してみて下さいw。ーーー「猫の結婚式」「ノラや」「ねこに未来はない」「のら猫トラトラ」「ふた...続きを読む
  • 猫の本棚
    選者の木村衣有子さんは、あの「大阪のぞき」の作者さん。
    この方の選んだ猫の本とはどんなものか興味津々で読み始めた。
    自分でもびっくりしたのだけど、紹介されている本で読んでいたのは町田康さんの『猫にかまけて』だけだった。
    あとは題名を知っているだけとか。有名すぎて、あらすじだけで満足してしまってるもの...続きを読む
  • 猫の本棚
    表紙がかわいい☆

    しかし本の表紙が中身より大きいのは
    読んでいる時に手が疲れる。親指の負担が大きい。

    たくさんの猫の本が紹介されていて嬉しい♪
    批判的な文章は苦手。




    ・読みたくなった本リスト

    富士日記 武田百合子
    ひげよ、さらば 上野瞭
    ねこに未来はない 長田弘
    猫の結婚式/遠い野ばら...続きを読む
  • 猫の本棚
    書評、或いはブックガイドとしてはいささか難あり。
    なぜなら、引用が多めであることと、あまりにも、猫や、これら猫の本に愛情があり過ぎて、微に入り細に入り紹介してしまっていることで、元の本を読んだような気になってしまうから。

    読み込んでいることはわかるのだけれど、もう少し距離があったほうが、読者は、こ...続きを読む