木村衣有子のレビュー一覧

  • BOOKSのんべえ お酒で味わう日本文学32選

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    お酒を呑む人にはもちろんお薦めですが、いろんなモノとのキッカケが欲しいような人にもお薦めです。本作品では本以外にもお酒の銘柄、舞台となる土地や実際に存在する飲食店、過去の流行など魅力的なモノが沢山紹介されていて数珠繋ぎに触れていけるような気がします。

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    2023年07月03日
  • BOOKSのんべえ お酒で味わう日本文学32選

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    ネタバレ

     宮沢 賢治や谷崎 潤一郎などが書いた小説の舞台がどんな感じの飲み屋でどんな人をモデルにして書いたのかが読んで行くと良く分かります。

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    2023年09月23日
  • 味見したい本

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    「料理の本」と言っても、立場は様々。栽培する人、調理する人、食べる人、楽しむ人、評する人…
    どんな人も食べて飲んで、色んな人が食べること・飲むことについてアレコレ考えて、そうして数ある本に対して著者の木村さんが「この本のここ面白い」「共感する」「私ならコレはこうだなぁ」と書くのに、更に私が「そうそう」とか「そうかな?」とか思ったりしている連鎖反応。
    紹介された本は読んでみたいものが多くて、ドッグイヤーが沢山ついた一冊。詩人が論じる正しい味噌汁って。日本の詩人は味噌汁まで詠むのか。

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    2021年12月21日
  • 味見したい本

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    少し昔から現代まで、食にまつわるさまざまなエッセイ・小説等をレビューする一冊です。
    本当にいろんな食べ物・飲み物が出てきます。著者が食べることをいかに愛してるのかが言葉の端々から伝わってきます。ちょっとした空き時間にちょっとずつ読めるので、その点も良いです。

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    2019年08月15日
  • 猫の本棚

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    猫が出てくる文学作品をたくさん紹介している本。読んだことのある作品については、こんな捉え方があるのかという新しい発見があるし、読んだことのある作品については、読んでみたいなと思わせてくれます。

    個人的には、後半の「猫を知る」のコーナーに出てくる作品の方が気になります。猫を取り巻く環境や状況の時代による変化は興味深いものです。

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    2014年01月31日
  • BOOKSのんべえ お酒で味わう日本文学32選

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    漱石「吾輩は猫である」から町田康「しらふで生きる」まてお酒にまつわる32編の紹介。
    金原ひとみ「ストロングゼロ」はぜひ読んでみたい。

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    2024年10月26日
  • BOOKSのんべえ お酒で味わう日本文学32選

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    文学は『不健康』、落語は『スカタン(粗忽)』と相性が良い。

    中でも純文学は、出自・不遇・無学・犯罪・薬物…を赤裸々に綴る私小説というジャンルが確立されており、明治の田山花袋から令和の西村賢太までその松明は絶やすことなく受け継がれている。

    書き手自身の経験だけに、そら克明に、時に酸鼻極まりないシーンもありありと書け、少々文章に粗さがあろうが、荒々しい文体と好意的に解釈され、『個性』という融通無碍の言葉に併呑され、ダンマリを決め込むしかない。

    無頼派作家 町田康は『面白い文章を書く秘伝は、本当のことを書くこと』と喝破。自著『しらふで生きる』では、30年間名うての酒飲みとして鳴らすも、2015

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    2023年06月21日
  • 猫の本棚

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    著者は、猫が好きな自分が好きという人がひどく嫌いらしい。
    猫がかわいくてたまらなくて、メロメロになっている人もあまり好きではないようだ。

    だから、選ばれている本も、猫に対する眼差しがクールなものが多い。
    そして古い本が多いからか猫の飼い方が現在と違い、放し飼いや私からするといい加減で適当に思えることが多くて、猫に対する考え方も昔と今とで随分変わったものだと思った。
    著者はそういう、現代の室内に閉じ込めて甘々に甘やかして猫っ可愛がりすることが嫌なのだろう。

    正直私は猫が好きで、猫を好きな自分も好きだ。
    猫が好きという部分も含めて自分だからだ。自分を好きだから本当は猫のことは見ていないと、どう

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    2021年03月10日
  • キムラ食堂のメニュー

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    畑日記のところが、長くてかったるい感じで、なかなか読み進められなかったけど、著者の、食べる、呑むにたいするこだわりは、わかった。

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    2019年01月28日
  • キムラ食堂のメニュー

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    1975年生まれ、木村衣有子さん「キムラ食堂のメニュー」、2017.10発行、著者、34歳から41歳までに書いた食の記録だそうです。食堂、コーヒー&おやつ、台所、畑、酒場の5つの章立てです。9坪の畑で楽しんだ記録がメインのようです! 自分の住んでる町には、どんなに小さな町でも、喫茶、蕎麦屋、洋食、寿司屋、そして本屋、あって欲しいですね! 川上弘美さんの「センセイの鞄」を読み返したくなりました(^-^)

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    2018年02月20日
  • 猫の本棚

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    木村衣有子さんの「猫の本棚」、2011.7発行です。安房直子、内田百閒、長田弘、鴨居洋子、幸田文、笙野頼子、谷崎潤一郎、夏目漱石、野澤延行、吉行理恵ら28人の作家の猫の文学作品が紹介されています。作品名を予想してみて下さいw。ーーー「猫の結婚式」「ノラや」「ねこに未来はない」「のら猫トラトラ」「ふたつボン」「愛別外猫雑記」「猫と庄造と二人の女」「吾輩は猫である」「のらネコ、町をゆく」「小さな貴婦人」ーーー

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    2017年12月09日
  • 猫の本棚

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    選者の木村衣有子さんは、あの「大阪のぞき」の作者さん。
    この方の選んだ猫の本とはどんなものか興味津々で読み始めた。
    自分でもびっくりしたのだけど、紹介されている本で読んでいたのは町田康さんの『猫にかまけて』だけだった。
    あとは題名を知っているだけとか。有名すぎて、あらすじだけで満足してしまってるものとか。
    さて、どの本から、読んでみましょうか、、、。

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    2011年10月18日
  • 猫の本棚

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    ネタバレ

    表紙がかわいい☆

    しかし本の表紙が中身より大きいのは
    読んでいる時に手が疲れる。親指の負担が大きい。

    たくさんの猫の本が紹介されていて嬉しい♪
    批判的な文章は苦手。




    ・読みたくなった本リスト

    富士日記 武田百合子
    ひげよ、さらば 上野瞭
    ねこに未来はない 長田弘
    猫の結婚式/遠い野ばらの村 安房直子
    白猫/猫のいる日々 大仏次郎
    ふたつボン/あじの目だま 幸田文
    のらねこ 三木卓
    なんといったって猫 ドリス
    小さな貴婦人 吉行理恵
    のら猫トラトラ 鴨居羊子
    愛別外猫雑記 生野頼子
    「猫に自分の魂の分魂が宿るからその宿った分魂と一緒に猫が消える。つまり自分の魂の生きる力の半分がなく

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    2011年09月30日
  • 猫の本棚

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    書評、或いはブックガイドとしてはいささか難あり。
    なぜなら、引用が多めであることと、あまりにも、猫や、これら猫の本に愛情があり過ぎて、微に入り細に入り紹介してしまっていることで、元の本を読んだような気になってしまうから。

    読み込んでいることはわかるのだけれど、もう少し距離があったほうが、読者は、この本だけでなく、これに導かれて元の本を読みたいと思うのではないだろうか。
    猫本への愛がたっぷり過ぎる。

    文体の古風さも、ちょっと、必要以上かな、という感じはある。

    長田弘「ねこに未来はない」、大島弓子「綿の星国」、町田康「猫にかまけて」、庄司薫「ぼくが猫語を話せるわけ」、内田百閒「ノラや」などの

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    2011年10月31日