佐藤好彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
私はノンデザイナーズ・デザインブック等を読んだ程度の知識を持つ、本業プログラマーです。
先ほど読み終わりましたが多くの気づきが得られて大変満足度の高い一冊でした。
要素の配置、モノクロレイアウトから始まり、単色レイアウト、色の選び方、カラーパレットの作り方、多色でのレイアウト、版組、と順を追って難しいデザインに挑戦していきます。
グリッドレイアウトでの版組のところで、1行の文字数や行間を計算してグリッドに文字をピッタリと揃えるところなどは、目から鱗が落ちました。
どのパートも理論的に説明されており、なぜこの要素をここに置くのか・どうしてこの場所である必要があるのか。といったことが分かりやす -
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グラフィックデザインにコンピュータを使うようになっても、デザインは基本的に手仕事です。もちろん考えることも必要ですが、頭のなかだけでデザインを作り上げることはできません。最終的には、手を動かして形を作り上げることが必要です。そのため、デザインを学ぶには、手を動かして、自分でデザインすることが欠かせません。
楽器やスポーツは、基本的に毎日トレーニングを行います。グラフィックデザインも本来はトレーニングが必要なのです。毎日、数多くのデザインを行うことで、デザインを構成する力も、そしてセンスも養われていきます。
デザインする経験を増やすこととともに、本書のトレーニングを通じて学んでほしいのは「視覚 -
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デザインには、内的必然性が必要 カンディンスキー〜バウハウス
デザインとは、設計である
グリッドシステム ヨゼフ=ミューラー・ブロックマン
・繰り返し
3回を超えると、繰り返しを認識しやすくなる
繰り返すことによって法則性が強調され、どういう意図でデザインされたのかが認識されやすくなる。つまり、デザインのなかで、同じ法則の繰り返しをうまく使うことで、見る人に伝わりやすくなる
なぜリズムを感じることができるかと言うと、3拍子、4拍子、あるいは8ビートなど、短い単位の繰り返しがあるから。そして、そのなかに強弱があることによってリズムが感じられるようになり、そこに音楽としての魅力が生まれてくる。デザ -
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デザイナー初心者のために、デザインの基本がまとめられているテキストのような本。DVDが付いており、中に入っているイラストレーターのファイルでデザインの練習もできる。
レイアウトの話や基本操作の話が多くて、広告やポスターがどのように設計されているか、法則がわかりやすく解説されているのがよかった。特に、「デザイン=アート」である、というイメージもある中、「デザインは設計であり、視線の動きを意識する必要がある」という点が発見だった。
その他に新鮮だった点としては、下記だった。
・CMYKは印刷物用、RGBはモニタ用
・CMYKの値を合算したときに、合算値が同じ色はトーンが似る
・色相、彩度、明度