高杉一郎のレビュー一覧

  • トムは真夜中の庭で
    最初は何を言っているのか全然わからなかった。でもだんだん時のつながりが見えてきてドラ○もんを読んでいるような感覚で読めたからとても面白く、どんどん進めた。最後のところが特に印象的でまさか現代で2人が再開するとは思わなかった
  • トムは真夜中の庭で
    児童文学でありながら大人も楽しめる素晴らしい作品。不思議でたのしいファンタジーとして読みつつも、トムの時間軸とハティの時間軸を考えるとあたまの中がこんがらがる。毎晩寝る前に布団の中で少しずつ読み進めると、トムの真夜中の冒険に一緒に行ってるみたいだった。最後はちょっと泣けてしまった。
  • トムは真夜中の庭で
    昔読んだ懐かしの児童文学。
    真夜中庭に出たら、タイムスリップしてて〜というストーリーは朧げながら覚えていたけど、細かい点や最後はすっかり忘れていた。
    最後、トムとお婆さんのハディが抱きしめ合うシーン、遠い昔に置いてきた楽しくも郷愁ある思い出、多分楽しい子供時代の後、戦争や家族を亡くした描写がさらっと...続きを読む
  • トムは真夜中の庭で
    弟のはしかが治るまで、親戚の家で夏休みを過ごすことになったトム。

    友達もいない、時間を潰すものもない状態に
    うんざりしていたトムが、真夜中に聞こえた十三時を知らせる古時計の音に導かれて
    昼間はなかったはずのアパートの庭園で過ごした日々。

    ヴィクトリア朝時代の庭園で出会ったハティという少女と遊んだ...続きを読む
  • トムは真夜中の庭で
    日本語のタイトルがいいと思います。直訳の「トムの真夜中の庭」でなく。

    時空を超える話はちょっと苦手なので、肝心のハティとトムが庭で過ごすところはちょっとはしょって、現実の場面をしっかり読みました。

    ヴィクトリア朝のことは勉強になったし、おばさんのところへ行く途中にイーリーの大聖堂に寄ったことも伏...続きを読む
  • トムは真夜中の庭で
    最後まできっちり読んで、面白さが倍増。
    頭に戻って再読したくなりました。

    翻訳が古いので、言葉が今にそぐわない感じもありますが、美しい日本語のリズムでテンポよく読めました。

    お屋敷や庭のクラシカルな雰囲気と言葉がとてもあっていて、イメージが膨らみます。

    小学校高学年に読んでもらいたい。
  • トムは真夜中の庭で
    赤いスケート靴が今でも記憶に残ってる。

    夜、キッチンの裏戸を開けると時空を飛び越えちゃうんだよね。
  • ピーター・パン
    実家で本を片付けてたら見つかったので、持って帰ってきた。
    これはアーディゾーニが挿絵を描いているのでお気に入りです。
    でももう、絶版だろうなー
    というか、たぶん、古本屋で買った気がする。
    当時は中学生くらいかな?
  • トムは真夜中の庭で
    全体を見渡したとき、非常に整然と作られていることがわかる児童文学。
    ハティとトムの間にあったのは友情か
    互いにしか見えない間柄ゆえの密度の濃い関係か
    そこに初恋の芽生えもあったのか、その辺りがエンディングに、温かい色味を添えている。
  • トムは真夜中の庭で
    真夜中に時計が鳴ると、庭とビィクトリア朝時代の少女ハティが現れる。少年トムの幻想が現実と繋がる物語の終わりが気に入っている。
  • トムは真夜中の庭で
    久しぶりに児童文学を読んだ。舞台のほとんどが庭であるので、描写は詳細で美しいのだが退屈に思う場面も多い、と感じるのは自分が大人になったからなのか。時、ドア、が関係してくるファンタジーは子供の頃に読んでいたなら相当ワクワクしたに違いない。
    ラストシーンは、多分そうじゃないかな?と思っていた通りの終わり...続きを読む
  • トムは真夜中の庭で
    有名な作品ではあるが、読んだことがなかった。

    1958年発表の作品で、いつもの場所がいつもと違う場所に繋がっており
    自分でそのタイミングを計れる訳ではないという王道のSFファンタジー。

    事前に全く情報を入れずに読み終えたのだが、女流作家ということを聞いて
    個人的には非常に納得がいくものがあった。...続きを読む
  • ふしぎの国のアリス
    世界でそこまで愛されている理由がわからず。言葉遊びの部分は、原著で確認してみたくなったが、単なるダジャレですよね…。
  • ふしぎの国のアリス
    ディズニーを見て以来、ずっと好きなモチーフの一つであるアリスだけど、やっと触れた原作。さすがにイメージの違いはあるけど後半は一息に読んだ。こうも豊かなキャラクターを産み出せたのは、即興で語られたストーリーだったからなのか。
    キャラ作りと配置の妙、それに尽きる。