野尻哲史のレビュー一覧
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ネタバレより長期目線で資産運用を書いている。確かに100歳前までのライフプランを記載した本は少ないと思う
・80歳から100歳までは運用資産をすべて売却 使うだけの時代にする。10万円×12ヶ月×20年=2,400万円有ればいい
・認知症になると金融取引は停止される 成年後見人弁護士が必要 かなりお金がかかる。予約型代理人制度を利用したい。
・現在の家族信託制度 契約書が必要で1億円以上の資産家向け
・確定拠出年金 一時金のほうが税金が得 ただ運用益は得られない
・夫が証券会社で運用をしていて、死亡すると非課税口座の資産が課税口座に自動的に移管されてしまう。
・高齢期 期待収益率3%のポートフォリオ
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Posted by ブクログ
※金融資産の引きだし方の話(儲けにならないので金融機関では教えてくれない)
少しずつ売却して使っていく 感情の罠「行動バイアス」
1.退職後の資産は使うためにある
2.大きく減らさないコントロール
3.資産運用を継続する
年金は保険 100歳までの長生きリスク
65歳から月額合計50万を超えると 超過分の半額が年金から引かれる
年金繰り下げると 開始時の年金額も減ってしまう
繰り下げが得? 生活費400万/年の働かない人は?
5年繰り下げ その間は資産の引き出しで 生活費400万/年*5年=2000万
年金42%増(仮250→355万∴45万/年 資産から100歳まで -
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本書は、著者の著書である、「60代からの資産「使い切り」法 今ある資産の寿命を伸ばす賢い「取り崩し」の技術」(日経BPマーケティング)の内容を、よりわかりやすくしたものであるという感じがしました。
本書で著者は、65歳時点で3000万円を保有しており、65~80歳までの15年間、年率3%で資産運用していくというシュミレーションをされていますが、日本株式の長期運用利回りが約7~8%程度あることを考えると、かなり安全性を保った運用を想定されているなと感じました。
その低リスクな運用でも資産は長期に保つことができ、公的年金収入も入ってくることを考慮すると、65歳時点では、それほど資産を保有しておか -
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定年退職後の資産活用方法(取り崩し方法)について、今の日本の現状を踏まえた提言をされています。
一番興味をそそられたのは、「収益率配列のリスク」というもので、定年後の資産取り崩しを「定額」で行うと発生するとのことでした。恥ずかしながら、私はこの言葉をこの本で初めて知りました。
それにしても・・・
今の60代の人々は、ものすごい資産額を保有しているのだなとびっくりさせられました。
60代の世帯年収平均が500万円を超えているというのにも、更にびっくりさせられます。最近の60代の人達はみなさん、定年退職してからも、なんらかの形で働いてらっしゃるのだなと感じました。 -
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【やはりゼロ】
資産形成に関する本は多数存在しています。
どうすれば資産を増やすことができるか?
具体的に何をすればお金持ちになれるか?
など、本屋さんには多数置いてあります。
しかし、増やした資産を活用する本はほとんどありません。
どれだけ資産を増やしても、死んでしまえば天国に資産を持っていくことはできません。
理想をいえば、死ぬときには資産をゼロにして死ぬことがベストです。
遺産相続をしても老々遺産相続になり、引き継いだ人も老人でありお金を使う時期は過ぎてしまっています。
本書には資産活用の方法がいろいろと述べられており勉強になります。
個人的には定率で取り崩すとしても、リ -
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2023年57冊目。満足度★★★★☆
著者が2008年に『退職金は何もしないと消えていく』という本を出して以来、一貫して研究しているのが、資産の「取り崩し」に関するテーマ
本書は、類似の本を複数出してきた著者が現時点でその集大成的な意味合いを込めて、世に問う内容
言わずもがなですが、お金は貯めたり運用してきても、最後は有効に使わないと意味がないですが、人生100年時代となった今、いかに賢く「使い切る」(当然枯渇しない様配慮)かを早くから欧米の事例などを研究してきた著者が、高齢者でも分かる様「わかりやすく」(本の文字も大きめ:笑)解説している
50代以降の人であれば、読んで損なし -
Posted by ブクログ
お金を増やしていくことについての本はたくさんありますが、リタイヤ後にそれをどうやって取り崩していくかについて書かれた本はほとんど無いのではないでしょうか。そういう意味でこの本は非常に貴重です。ポイントは75歳までは年4%の定率取り崩しとリターン3%目標の資産運用、75歳以降は定額取り崩しというものです。年4%の定率取り崩しは一部ネットの記事で見かけたことはありますが、それでも一般的にはほとんど知られていないと思います。
残念なのは、3%を目標とする運用を具体的にどうすれば良いか書かれていないということです(単に各アセットクラスの過去データの提示のみ)。もう少し突っ込んで、リスクを最小にしてリ