風間直樹のレビュー一覧

  • ルポ・収容所列島―ニッポンの精神医療を問う
    過去に自分が入院していた精神科病棟では虐待や身体拘束こそ無かったが酷いものだった。
    しかし、この日本にはもっと酷い閉鎖病棟は多くある。
    そしてその実態は世間にあまり知られていない。
    この様な著書やニュースがもっと出て日本の精神医療の異常さ・問題点が露わになる事を望む。
  • ルポ・収容所列島―ニッポンの精神医療を問う
    この間読んだ桐野夏生の『日没』みたいだが現実にこんなことあるんだ…と恐ろしくなった。
    (巻末の参考資料になぜか入ってた笑)

    精神にかかわる病気は、
    はい、あなた病気です。ということも難しいが、
    病気じゃありません。と証明することも難しい。

    もしこんなことが起きたら…


  • ルポ・収容所列島―ニッポンの精神医療を問う
    医療保護入院、旧優生保護法など、こんな制度があることすらも知らなかった。
    普段関わることのない病院だったので考えることもなかったが、こんな実態が今の時代、日本で起きていることに驚き
  • 雇用融解 これが新しい「日本型雇用」なのか
    偽装請負が問題になっているが、筆者である
    東洋経済新報社の若手記者はいち早く、この問題に気づき、
    地道な取材に基づき問題提起をしてきたらしい。
    この本を読むと、日本社会のあらゆる分野で
    働く者の正当な権利が認められず、雇用者の都合のよいように
    利用されている様が焙り出されていくのが見えてくる。
    この...続きを読む
  • 雇用融解 これが新しい「日本型雇用」なのか
    中身の濃ゆい1冊。うちの会社にしろ、大手自動車メーカーにしろ、大手電機メーカーにしろ、華やかな新製品、宣伝の裏側で過酷な労働条件で働かされている人がいる人ゆえに成り立っているということをどれだけの人が知っているのだろうか。
  • ルポ・収容所列島―ニッポンの精神医療を問う
    精神病院の闇が綴られてる。医療保護入院が悪用されてる実態。精神科医に不当に権力を持たせている現実。明日は我が身だと戦慄。
    とは言え内容はそれほど多くない。
    サラッと読めてしまう。
  • ルポ・収容所列島―ニッポンの精神医療を問う
    一部の(だと思いたい)精神科病院のありえない、あってはいけない行為により、精神科病院勤務の人にも色眼鏡で見てしまいそうなくらい、陰湿な内容でした。手足を拘束されるなんて、1分1秒も我慢ならないのに…
  • ルポ・収容所列島―ニッポンの精神医療を問う
    信じられない程に酷いんだけど!なんなんだこれは!

    これではしっかり向き合った治療をしている病院までそういう目で見られてしまうかもしれないじゃないか

    ただ調査報道の必要性と重要さを改めて噛みしめつつどれだけの時間と労力とお金をかけたのだろうと想像するともっともっと売れまくってもらわないと困る
  • ルポ・収容所列島―ニッポンの精神医療を問う
    「医療保護入院」について、言葉は聴いたことがあったもののどういったことなのかを初めて知りました。
    なんとなくのイメージで、関わる各人の性善説に基づいて機能する制度かと思っていたら、全然違うケースも多くて正直ショックでした。
    家族一人の同意でOK、入院したらその後のことは家族の意向よりも病院が判断の権...続きを読む
  • ルポ・収容所列島―ニッポンの精神医療を問う
    精神病院に入院するにあたっての形式に、任意入院、医療保護入院、措置入院というものがあり、任意と措置についてはよく知っていたものの医療保護入院に関するこんな暗部があったことはほぼ知らず衝撃を受けました。
    尊厳も何もあったものではない、人権蹂躙のシステム化に読んでいても恐怖を感じました。
    逆に何の病気も...続きを読む
  • ルポ・収容所列島―ニッポンの精神医療を問う
    読み終えた率直な印象は、日本の精神医療の暗部とも呼ぶべき制度的な欠陥・未成熟さへの怒りであった。東洋経済新報社が東洋経済オンラインで連載した人気連載(実に2,700万PVを突破しているという)「精神医療を問う」を書籍化したルポルタージュが本書である。

    告発は多岐に渡っており、ずさんな法規制によって...続きを読む
  • ルポ・収容所列島―ニッポンの精神医療を問う
    精神科の成り立ちから考えると、問題の根本にあるのは差別感情だと思われる。治療というより隔離が主な目的だった(西丸四方著『やさしい精神医学』より)

    しかし症状も比較的軽く、コントロール出来る様になった現在でもいまだに旧態依然の体質に驚く。患者の人権なんてモノは無いのも同然なのだ。
    身体拘束が増加して...続きを読む
  • 融解連鎖 日本の社会システムはどこまで崩れるのか
    本書に書かれていることが事実だとすれば(でないと信じたいのだが)、この国は終わっている。

    一体、政府は何をやっているのだろうか。

    しかし誰も助けてはくれない。自分で自分を守るしかない。

    無駄なことはやめて自己投資に励む。まずはこれだろう。

    そして選挙では貴重な一票を無駄にしないことだ。
  • 雇用融解 これが新しい「日本型雇用」なのか
    ・偽装請負、外国人研修生、フリーター、パート、個人請負、など、など。ありとあらゆる形で搾取されているとしか思えない雇用形態が紹介されている。
    ・「アクオス最高!亀山モデル!」なんて俺が騒いでる影で、こうやってコストが抑えられていたのかと知って正気に返る思い。
    ・確かにこりゃ、労働スタイルの多様化なん...続きを読む
  • ルポ・収容所列島―ニッポンの精神医療を問う
    内容がきつくて、中身をじっくり読むことはできなかったが、日本における精神病治療の闇を知ることができた。
    自分の子供が発達障害や自閉症などでどうしようもなく制御できない日常になったときに、本当に本人の利益を一番に考えた環境選定が周りの人間にできるだろうか?
    おそらく、藁にもすがる思いの人が多いはず。そ...続きを読む
  • ルポ・収容所列島―ニッポンの精神医療を問う
    NHKの『ルポ 死亡退院』を見てその感想をTwitterで見ていたら発見したのがこちらの本。これが日本の精神科医療なのか?現代でこんなことがまかり通るのか?って思うぐらい怖い。この本に書かれていたことが私に起こらないとは限らないのだから。こんなことは一部かもしれない、全ての精神科病院がこうだとは思わ...続きを読む
  • ルポ・収容所列島―ニッポンの精神医療を問う
    現実の事とは信じがたいエピソードの数々。
    精神科医には良心や倫理観の無い人が多いのだろうか。
    精神科医にこのように人の人生を左右する力があるのならば、人格の審査をきちんとして資格を与えなければならないのでは。また、保護入院には医師と家族の2名の他の第3者の審査が必要なのではないか。
  • ルポ・収容所列島―ニッポンの精神医療を問う
    精神病院における「医療保護入院」という、患者(患者と認定された健常者も)を医師の診断と親族1人の了解のみで、「永久的に拘束できる」という問題について取り上げた東洋経済オンラインの調査報道をまとめた書籍。
  • ルポ・収容所列島―ニッポンの精神医療を問う
    日本の精神医療における闇の部分を特集しており、虐待や医療費を不当に稼いだりと言った、隔離されているからこそ表になかなか出てこない内容が記されています。

    「精神医療」というと、今までの自分には全く縁がなかったので、こういったニュースがあったことすら知りませんでした。

    急に屈強な男たちに連れて行かれ...続きを読む
  • ルポ・収容所列島―ニッポンの精神医療を問う
    これが事実だとすれば、とても怖い。真面目に運営されている病院には悪いが、なるべく病院に関わらない様に、健康維持に努めたい。