松本利秋のレビュー一覧
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今話題の地政学から今の日本を取り巻く国際環境、今後日本はどうするべきかを分かりやすく解説されています。Posted by ブクログ
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近代史の知識の補填ができて為になった。
長年にわたる各国の領土問題は根深く、解決の糸口が見えないからこそ、本質は変わらない。満足度9Posted by ブクログ -
タイトルにある地図を逆さにすることは本質的な話ではなく、地政学の基本的な話を知るとウクライナや東・南シナ海の話がだいぶ分かりやすくなるという内容でした。Posted by ブクログ
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地政学の見地に基づいて、日本の国際的な立ち位置について述べられていた。国家にはシーパワーとランドパワーがあり、日本はシーパワー、対してランドパワーとして中国やロシアがあり、ランドパワーの膨張とシーパワーの自由貿易の権益がぶつかっていること、日本としてはアメリカ、オーストラリア、インド、東南アジアなど...続きを読むPosted by ブクログ
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中国をはじめ日本周辺にいちする勢力は脅威であり、アメリカが抑止力を提供するというのは神話であり、現在日本が進めているミサイル防衛システムだけでは十分ではない。このまま、在韓米軍が削減される事態に備え、日本は北朝鮮の短・中距離核ミサイルの脅威に対処するため、自前の核抑止力の整備を検討すべき時期に来てい...続きを読むPosted by ブクログ
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冷戦構造が終焉して30年がたった今、ポスト冷戦期のグローバル化した世界を支えたアメリカによる平和(パックス・アメリカーナ)と自由主義経済秩序が揺らぎ、中国の台頭を始めとする混乱。アジアで力の空白が懸念される中で、これから数十年後のアジアで日本の生き残りの可能性を探ることが本書の目的、と冒頭で著者は述...続きを読むPosted by ブクログ
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日本人の大半の人が終戦という日にちに対して、戦争は全く終わっていなかったことを改めて認識させてもらった。資本主義と共産主義、パワーバランスそして新たに勃興する国々それぞれの思惑が交錯する中で、現代が形成され、そこに生きる我々にも大いに潜在的にも影響を与えている。やはり日本人はもっと日本を知らなくては...続きを読むPosted by ブクログ
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2021年に出されたものであるも、まだまだ学ぶべきものがある本であった。
そもそも日本は勿論自由で法の下による民主主義国家であるのだか、どこか国家戦略的な話しとなると、何処かアメリカ追従で、独自路線が出せていないところが未だ感じられる。
変動のそう起こらない地理的要因から、政治外交を分析してい...続きを読むPosted by ブクログ -
日本では終戦記念日を8月15日としており、同日を含め原子爆弾が投下された8月6日や9日に黙祷を捧げている。日本人の中にこの8月15日を終戦と位置付けた決定的な出来事は昭和天皇による玉音放送であり、誰もが一度は耳にしたことがあるであろう「耐え難きを耐え、忍び難きを忍び」がラジオから全国民に向けて放送さ...続きを読むPosted by ブクログ
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今人気の「サクッとわかる ビジネス教養 地政学」と同じような内容です。
この本は、タイトルのとおり『逆さ地図』がポイントです。
各国の位置関係に新たな発見がありました。
中国が下で日本が上にくるようにして中国から見ると、日本列島やフィリピンが覆いかぶさっていて、なんとも邪魔な存在だということが良...続きを読むPosted by ブクログ -
地図の向きを柔軟に変えて眺めることで、世界の姿が見えやすくなる。中国、アジア、地中海、中東、そして世界の領土問題について、地政学を援用しつつ読み解いてみる。
定型パターンとして思考停止になってしまっている地図を、改めて読み直すためのひとつの手段だと思いました。Posted by ブクログ -
太平洋戦争における日本の過失について、丹念に分析した一冊。
それは良いのだけど、無理矢理現代の日本の企業戦争に当てはめてるのが今一つ。Posted by ブクログ -
事実誤認とまでは言わないが、宣戦布告の遅延の原因を現地大使館員の怠慢としたり(宣戦布告の電信がその形態を取っていなかったため、現地大使館員に最後通牒/宣戦布告という認識が無かったとされる←「歴史問題の正解」、「戦争まで」、「昭和史講義」)、石油産出国ではないドイツでは人造石油を生産したのに、なぜ石炭...続きを読むPosted by ブクログ
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類書もあり、内容はなんとなく分かっていても、歴史的な出来事を著者の視点で多角的に説明してもらえるとなるほどと思えて面白く読める。
日本のいいところを取り上げる書籍の出版が増えていることが一時期話題になったが、戦前から変わってない情報隠蔽体質や無責任体質と、その体質を改善する処方箋が見つからないこと...続きを読むPosted by ブクログ -
目からウロコとは、この本を読んで感じることでしょうか。私が外国と関係するニュースに接する場合、昔から見慣れている日本を中心とした世界地図を頭に思い浮かべて捉えてしまいます。
日本中心の地図を見ていると、なぜ、中国や韓国が尖閣諸島や魚釣島のことを話題にしているのかが見えてきません。せいぜい、海底油田...続きを読むPosted by ブクログ -
問題の根源は「終戦」。大戦の敗者と勝者の思惑。残留日本兵の波乱。戦後日本のカタチを決めた米ソの冷戦構造。日中関係の原点は終戦のカタチ。アジアの解放・独立・建国への影響。今も残る長い影。
前提となっている知識に対して、実はこうだったんだよ。前提を持っていない自分には、読み切れませんでした。各国各階級...続きを読むPosted by ブクログ