服部幸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ねこを実際に飼った経験はないが、生活を共にした時期がある。性格が違っていて、暮らしに彩りを与えてくれた。本書のカバーの子猫は、当時接したねこにどこか似ていて、懐かしかった。
本書は、ねこから発される外面的及び内面的な
心の声を平易に解説する。全部で4章から構成されていて、前半は、ねこの本音等を、後半は、ねこの悩み等を述べている。
本書にて筆者は、興味深いことを語ってくれる。
個人的には、以下の点が印象的だ。
★ねこは、純粋な肉食動物である。
確かに、ねこは魚好きという固定観念は、国民的人気マンガにて流れる主題歌の影響が強いかもしれない。しかし、生存のために動物性蛋白質が必要であり、ねずみや鳥、ヘビ、トカゲ、カエル等も捕食する。
★ねこの聴力は、人間の8倍。
ねこの耳には30もの細かな筋肉があり、これらを駆使して音がする方向へ瞬時に耳介(じかい、外に張り出している部分。いわゆる耳の総称。)を傾けたり、回転させたりすることができるようだ。このため、全方向かつ広範囲の収音の実現が可能となる。
★ねこのおならは、もしかしたら『すかしっぺ』。
ねこも人間と同じく、腸の中にガスが溜まることがあるという。ただ、音は、控えめなようだ。
交換留学生だった頃、一時的に滞在させていただいた家庭で飼われていたねこは、いつも玄関先で待ってくれていたように思える。
優れた聴力を有するねことの共生は、癒しだけでなく、様々なサインを享受できるはずだ。 -
Posted by ブクログ
テーマ毎に可愛い漫画1ページ、解説1ページでこぎみよく猫ちゃんたちの習性を解説。
理論的な解説とほんわかした日常のかわいさが、いい塩梅。
面白かったテーマ
07 猫の耳は泣く子も黙る地獄耳
耳の筋肉が発達していて、その筋肉量は人間の5倍以上
08 暗闇では人間の6倍近く見えている
猫の耳は人間よりわずかに小さいくらいのサイズですが、瞳孔は人間の3倍以上拡大できます。つまり目に入ってくる光の量も人間の3倍!そのうえ猫は「タペタム」と呼ばれる輝板が網膜の奥にあります。網膜を通過した光をタペタムが反射して網膜に返すため、光を2倍にすることが可能。
16 じつはけっこう味オンチ
猫が感知できる味は、甘い、酸っぱい、苦い、塩辛いの4種類。ただし、甘味には鈍感。猫は肉食でタンパク質中心の食事をしてきたため、糖質(炭水化物)にはあまり反応しません。
逆に敏感なのは苦味や酸味。たとえばレモンの香りを嗅ぐと、しかめっ面になって逃げだします。苦いものや酸っぱいものは毒性があったり腐っていたりする可能性があり、口にすると命にかかわることもあるので、敏感なのは当然といえるでしょう。
17 肉球でしか汗をかけない
人間のように全身に汗腺がないのです。唯一汗腺があるのは肉球。
28 興奮すると理不尽に八つ当たりしてくる
猫に限らず、多くの動物は怒りをコントロールするのが苦手。イライラを第三者に容赦なくぶつけてくるので「さわらぬ神に祟りなし」です。
33 猫の飽きっぽさの理由は”筋肉”
猫は「白筋」と呼ばれる筋肉の割合が多い動物です。白筋は瞬発力にすぐれていますが、それを持続することはできません。
43 ”猫かわいがり”するとウザがられる!?
大切なのは猫のペースを尊重してあげること。自分から行くのはほどほどにして、猫が甘えてきたときにかわいがるのがオススメ。ただし、なですぎると「気持ちいい」が「不快」に変わり、噛みついてくることも。シッポを左右に振ったり耳を左右に寝かせたりするのはストレスサインなので、それが出始めたらかまうのはNG。
51 正しいしつけ術は”叱る”ではなく”奪う”
猫にしてほしくない行動があるときは、強引にやめさせるのではなく、原因になっているものを奪い、他の行動をするように誘導するのが正解です。 -
Posted by ブクログ
猫についての本はいろいろとあるので、目に留まったものをパラパラ捲っていましたらなかなか面白そうな内容でした。
ごはんは食べたいときに「なんどでも食べたい」
膝に乗ったら「せめて10分はじっとしていて」
首輪の鈴の音が「ずっと頭で鳴っています」
お部屋のアロマが「危険な香りです!」
などなど。
読んでみると、知らなかった話がいっぱいあり面白いのです。ネコには時間ごとに分けて食事を取るという感覚がない。これにはびっくり。確かにいつでも欲しいときにニャーニャーいっている。
イヌとは違う身近な動物だからこそ、ネコはネコなんだと納得させられます。
ネコは「神様からの預かりもの」だという人もいます。
だからいつかはお返ししなくてはならないのです。老いの先に、必ずその日が待っています。その日に、悔いなく心からの感謝と「さよなら」を言えるように、ネコちゃんへの愛情を忘れず、どうぞ幸せな日々を送ってください。(本文より)
人が何かに関わるとき、様々な責任が生じる。どんなに果敢なチャレンジをしても努力した結果が必ずしも報われるわけではない。猫との関わりでどんな死を目にしても、「ごめん」<「ありがとう」が多い毎日でありたい。そう思いました。