中村文子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ大きな研修の担当者になったため、研修について学ぼうと職場にあったものを手に取った。
350ページ以上ある本だが読みやすく、メモ(箇条書きで37個)をとりながら流し読みで2時間ほどで読めた。
研修全般について書かれており、とても分かりやすい。多くの学びがあったが、抜粋して項目別に分けると以下のような内容。
研修設計
・90/20/8を基本に
・「丁寧に教えよう」という過小評価はNG
活動の工夫
・受講者自らが選択する場面を設定する。
・受講者自信が目標を設定する。
記憶
・6回強化したら90%記憶に残る。
・未完了の方が記憶が残りやすい。など…
研修はプロセスであるという考えのもと、価値 -
Posted by ブクログ
私が一生懸命話しているのに、受講生があくびしている!
教室の隅で居眠りしている人もいる!
起きている受講生も、ぽかんとしている!
「質問ありませんか?」と聞いたら、シーン。。。
社内研修講師、社外研修講師などをしたことがある方は
一度は経験のあることではないだろうか。
本書は、ATDのレジェンド:ボブ・パイク氏メソッドをもとに
楽しくかつ伝わる、そして定着する研修をするための、
「参加者主体の研修」のエッセンスをコンパクトに説いている。
研修講師にデビューする人、研修講師初心者向けのはじめの一歩。
コロナ以降急速に普及した、オンライン研修を効果的に行うための章もあり。
既刊の6冊本はちょ -
Posted by ブクログ
ネタバレ近々オンライン研修を行う予定があり読破。
オンライン研修を行うにあたって押さえておくべき基本的内容が書かれており参考にしようと思った。
特に参考にしたいこと
・匿名アンケートやチャット機能の活用
・4分に1回はリアクションを求める。
・参加者に選択肢を与える。
・活動前には丁寧な指示を。(ブレイクアウトルームに分かれると、スライドは見返せない)
・動きが伴うことで記憶に残りやすくなる。
・自分で口にすることで受け入れやすくなる。
カメラオンにしなくてもいいよねという提言に関しては、大賛成。
カメラオンを強制にする=参加者のことを信じてない=参加者は監視されていると感じる=安心感のある研修 -
Posted by ブクログ
ネタバレ本シリーズ3冊目。
オープニング、クロージング、リビジット、エナジャイザーの大きく4つに分けて各アクティビティの例が載っている。以下、やってみたいと思ったものを9つ紹介。
①OP…学びたいこと投票(渡辺Tと似てる)
②OP…共通点・唯一点探し(アイスブレイク)
③ED…1ヶ月後の対話練習(研修内容を話す)
④ED…ギャラリーウォーク(ペアで研修のキーワードを見て回り、それについて話す)
⑤ED…学びベスト3
⑥RE…サイコロトーク(出た目に対応するテーマについて即興で話す)
⑦RE…62文字orあいうえお作文まとめ(ちょうどで振り返る)
⑧その他…ティーチバック(ジグソー学習的)
⑨その他… -
Posted by ブクログ
ネタバレ研修デザインハンドブックに引き続き読破。
前書と同じことが書いてある部分も多く、安定の内容であった。
読み終えて感じたことは、研修のポイントは授業のポイントと共通する部分が多いということ。
導入での仕掛け、目線の配り方、主体的学びの活動設定など研修の中身もそうだが、目標設定の仕方も似ているところがあり印象に残った。
受講者が講座を通して何ができるようになるのか分かるように、具体的に目標を設定する。
⚪︎〜を説明できるようになる。
⚪︎〜を分類できるようになる。
×〜を理解できるようになる。
×〜について知る。
次は「研修アクティビティブック」を読む予定。
研修企画力を高めてるなう。
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Posted by ブクログ
ネタバレ研修作成のために必要な情報が、わかりやすく、充実した内容で書かれている。研修機会のある人は、誰もが一度は読むべき本。インストラクショナルデザインについてはもちろん、90/20/8の法則やCSR(コンテンツ・参画・リビジット)、EAT(経験・気付き・理論)などの基本コンセプトもわかりやすく示されている。
●インストラクショナルデザイン
1.ニーズを分析する
2.参加者を分析する
3.目的を設定する
4.オープニングとクロージングをデザインする
5.研修コンテンツを作成する
6.研修の運営方法を検討する
7.研修後のフォローアップ・効果測定をデザインする
8.資料・会場を準備する -
Posted by ブクログ
ネタバレオンラインイベントを実施する人必携である。ご子息のベッキー・パイク氏の「オンライン研修アクティビティ」はオンライン・ネイティブのための本だったが、対面というレガシーが主戦場だった人はこちらのボブ・パイク氏のものを読むとやはりわかりやすい。
この本が価値は①研修のそもそもの目的に必ず立ち返っている、②対面とオンラインの比較を実践者のインサイトに基づいているの2点である。研修等イベントのプロデューサという立場の重要性を説いているがこの分業の発想は当たり前という感があるが実際にその必要となる理由を的確に記しているため理解が深まった。
この本を教科書に「…アクティビティ」を副読本にすることで学び -
Posted by ブクログ
ネタバレオンライン講座をする人必携本である。ウェビナーの当たり前が当たり前としてきちんと述べられている。
研修業界に身を置く人はこの本のデザインを見て「ボブ・パイク」氏の新しい本か?と皆思ったはずである。なんとご子息の「ベッキー・パイク」氏によるものである。また、コロナ禍の便乗商法かとも発売タイミングから思うだろうが、発行年は意外に古い。2010年である。
オンライン講座、本書ではウェビナーと称するが、対面とは異なるマナーが必要となる。2020年2月頃から対面型研修はできないという空気になったが、自ら知見を貯めるか同業者と情報交換してなんとかしのいでいた。本書の内容はその時に得たものがほぼ包括的に