徳田雄洋のレビュー一覧

  • 山の背くらべ
    本の例で言えば、複数の山があったとき、1番高い(低い)山はどれか決定したり、高い(低い)順に並べてみたりしたくなる。小さい頃正にこの遊びをしていた。2つの大小(勝敗)比較をひたすら繰り返して並び替えを行ったり、最終的に優勝を決定したり、全員に順位をつけたりする。懐かしい。あとがきにあるが、最悪××回...続きを読む
  • カッコのない国
    このシリーズは小さい頃読んで、心に残っている。中でもこの巻は好きだった。この本で、中置記法、前置記法、後置記法に初めて出会った。対比してみるに本当に面白い。深い内容であるが、はじめて出会うコンピュータ科学の名の通り、子供向けに、マーエ国、ウシーロ国、カッココッカ国という名の架空の国家の言語だとの体で...続きを読む
  • 震災と情報 あのとき何が伝わったか
    東日本大震災の発生から、来月で1年となる。本書は震災の発生直前
    から、「最初の1時間」「最初の24時間」「最初の1週間」「最初の1ヵ月」
    「最初の6ヶ月」との区切りを設けて、メディアがどんな情報を流したのか
    を追っている。

    一切の批判・批評なし。その時、その時で、どんな情報が伝えられて来た
    のかを...続きを読む
  • 震災と情報 あのとき何が伝わったか
    震災後のメディア上の情報の交錯を六ヶ月にわたって、時間を追って記述。

    日本では原子力発電は終わらせようというのが、筆者の結語。
  • あいまいな文
    知人に紹介されて読んでみました。

    「文のあいまいさの排除」は普段から意識していることではありますが、油断すると、曖昧になっちゃうことがありますね。
    その一方で、文の厳密さを追うと、文が長くなりがちで、その結果わかりにくくなったりするので、いかに短い言葉で的確に伝えるかは、つねに苦労しています。...続きを読む
  • 離散数学「ものを分ける理論」 問題解決のアルゴリズムをつくる
    二人で公平にケーキを分割するときに、最初の一人がなるべく同じ大きさになるように切って、もう一人がその二つから好きな法を選ぶことで、両者不満なくケーキをわけられる、という話は聞いたことがある人も多いかと思います。
    それでは三人いる場合はどうすればいいのか、異なるものを分ける場合はどうすればいいのか、ア...続きを読む
  • どんどん出てくる絵
    フラクタル図形は、1970年代に発見された若い概念だと知りましたが、顔見せにとどまりさほど面白いところはなかった。一筆書き図形については与えられた図形が一筆書き可能なのか、では実際にどう書くのかという問題があり、後の問題への回答に触れています。できるかできないのか考え、できるとしたら実際に具体的な解...続きを読む
  • 1と0の世界
    質問と情報量、符号化、論理回路。論理演算でANDをしっかり屋、ORをうっかり屋、NOTをへそまがり屋とキャラクター化してある。4けた足し算の仕組みを構築していくのは面白いけれど理屈っぽいので、少し飽きてしまった。三キャラが、どれが誰かもっと明確に見分けられる絵柄になっていればもっとよかった。
  • あいまいな文
    わたしは緑色の目の大きな宇宙人の女の子に会った。ここではきものをぬいでください。ショウジキ町、ウソツキ町の人に道を訊く話。まあ昔からよくある話題。
  • 震災と情報 あのとき何が伝わったか
    災害が発生した直後(執筆期間を考えて)に出版されたので、現象を追うので精いっぱいだったのではないか、と感ぜられる内容であった。災害情報から分析できたことを知りたいと思うのであれば物足りないかもしれないが、「3.11あの時どのような情報が流れていったのか」ということに関して知るには内容・分量共にちょう...続きを読む
  • 震災と情報 あのとき何が伝わったか
    SNS、スマートフォンはほんとに便利なのだなと思った。
    Ustreamの力もすごいのだなと思った。
    災害時に情報はほんとに重要である。
    しかし、まだまだ日本では完全ではなく、誤った情報や情報の隠蔽も行われている。
    海外の方がよっぽど正確な場合も少なくない。
    きちんと自分で取捨選択して情報を得ていきた...続きを読む
  • 震災と情報 あのとき何が伝わったか
    徳田雄洋『震災と情報』を読んで、原発をやめると、断言しない方がよかったと思う。


    震災と情報――あのとき何が伝わったか (岩波新書)
    (2011/12/21)
    徳田 雄洋

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    今年二冊目。

    タイトルで職場の本屋の平積みから購入。

    丁寧に震災の情報の提供の状況を整理している。
    ...続きを読む
  • 1と0の世界
    「はじめて出会うコンピュータ科学」シリーズの第1巻。おそらく子ども向けのコンピュータ科学入門書だと思う。私自身はもう2進数について知っているから、何も知らない人がこの本を分かりやすいと思うかどうかは判断できない。ただ、イラストはかわいい。