ないとうふみこのレビュー一覧

  • ネイサン・チェン自伝 ワンジャンプ
    アメリカのフィギュアスケート事情もわかって興味深い。よく言われるアメリカンドリームは、貧しくてお金が無くても、才能があれば手を差し伸べてくれる人や制度が多いのも理由のひとつだろう。

    ネイサンの母親は、いい意味でスーパー教育ママで、とことん本人のためになるよう努力している。もちろん本人の能力も地頭も...続きを読む
  • 最後の竜殺し
    現代と魔法と最新技術と中世と、が入り混じった世界観の中、主人公が悩みつつも直情的に突き進み、そしてドタバタ劇が期待通りに起こって期待通りに解決されていく(犠牲は払うけど)様がとても良かった。それぞれのキャラ立ちもすごい…魔法使いや王だけでなく、一般の群衆のリアルさは、取り巻く出来事がいちいち現実とつ...続きを読む
  • ネイサン・チェン自伝 ワンジャンプ
    北京五輪男子シングル金メダリスト・ネイサンチェンによる自伝。

    普段のインタビューも紳士かつ真摯そして頭脳明晰(ゆえにやや速い英語)なネイサンが綴る自伝はその性格から来る落ち着きとアスリートとしての情熱を存分に感じられました。

    小さいころから五輪を目指し一家が(特にお母さん!すごい!)ネイサンのた...続きを読む
  • ネイサン・チェン自伝 ワンジャンプ
    芸術の側面のあるスポーツを行うフィギュアスケーターとしては珍しくかなり理知的で論理的な方なので、文章もわかりやすかったです。どの試合でどういう状況でどんなミスをして、、ということをきちんと覚えているのがすごいです。
    彼のように賢く理知的な人でも、北京五輪の直前はコロナ禍や五輪への不安で眠れなかったと...続きを読む
  • ペットのきんぎょがおならをしたら……?
    きんぎょ飼ってるし、タイトルから面白い

    子犬が欲しかったのに、ママがきんぎょを買ってきた。

    きんぎょにフワフワと名前をつけ、芸を教えるが、そのアイデアが面白い。

    けいぼうもケラケラ笑っていた。

    幼児には少し長いが
    次はどんな芸になるのかワクワクしながらページをめくってたらあっという間。面白か...続きを読む
  • 最後の竜殺し
    時は現代、舞台は今とは少し違うイギリス!?

    魔法やら竜やら不思議な生き物がいるけれど車は走る、裁判で訴えられる、テレビもある、現代社会を取り込んだファンタジーワールド!!!

    そんな中、魔法使い達はピザ屋の出前や下水道の詰まり取り、移植用臓器の運搬とリフォーム工事など、資本主義に上手く?折り合いを...続きを読む
  • クォークビーストの歌
    前作、最後の竜殺しからの続きとなる本作!

    魔法の力が衰えてはいるが残っている世界で、魔法使い達はピザの配達をしたり、家のリフォームをしたり、魔法の力で樹を植えたりと何とか何とか生計を立てていた・・・

    前作で死んでしまった主人公の相棒のクォークビースト!
    最近、街中で別なクオークビーストが見掛けら...続きを読む
  • きみは どこから やってきた? 宇宙誕生からはじまる いのちのものがたり
    絵が、色がきれい。地球のやさしい創世記。
    どこかで見たことあるな〜と思っていたら、東京上野の国立科学博物館の展示「地球史ナビゲーター」で上映されているんだって。
  • きみは どこから やってきた? 宇宙誕生からはじまる いのちのものがたり
    わが子が保育園で読んだようで、やや興奮気味にとても面白かったと教えてくれた(笑)気になります。読んだらまた感想書きます。
  • きみは どこから やってきた? 宇宙誕生からはじまる いのちのものがたり
    宇宙から太陽、地球ができて、生物が誕生し、文明が生まれた…それを絵本で優しく伝えてくれる。地球が出来たのは奇跡なんだ、大切にしていかなきゃいけないって、世界中が思わなきゃダメなんだ。
  • ペットのきんぎょがおならをしたら……?
    子犬が欲しい!!エルビー。
    ママに「飼いたい!!」とお願いすると…
    お家にやってきたのはキンギョ!?
    がっかりしたエルビーだけど、いつか子犬みたいになるかもと信じて、せっせと芸をしこむ。
    すると!おならで曲を奏でることが
    愉快なおはなし。
    小低~
  • 新訳 若草物語
    お姉さんのメグ、読書が好きなおてんば娘ジョー、内気だけど心優しいベス、おしゃまな絵描きさんの末っ子エイミー。お父さんは従軍牧師として戦地へ行ってしまって、マーチ家には四姉妹とお母さんだけ。だけどある日、隣のお屋敷に住んでいる寂しそうな男の子・ローリーと友達になって――クリスマスから始まる、マーチ家と...続きを読む
  • ネイサン・チェン自伝 ワンジャンプ
    自伝なので当然ながら、ネイサンの本質に溢れていた。平昌のこと、お母様との関係性、そして北京。コロナに対する気持ちの動きを正直に描いてくれたことも興味深く読ませてもらった。

    個人的には、変更前のフリーのモーツァルトも好きなので、それでもいけたんじゃないかと思うけれど、あの葛藤も必要なことだったのかも...続きを読む
  • 最後の竜殺し
    魔法使いやドラゴン退治といったファンタジー(無から有を生み出す論理)でおなじみの設定が、じつは身も蓋もない資本主義(有限性の論理)の中にがっちりと組み込まれてしまっている、という独特の世界観。しかし、この落差を利用して資本主義の世界を徹底的に突き放して戯画化するほど振り切れているわけでもなく、ファン...続きを読む
  • 最後の竜殺し
    ・ジャスパー・フォード「最後の竜殺し」(竹書房文庫)の巻頭の1頁にこの物語のすべてがある。ただし、当然のことながら、それは読み終はるまで分からない。しかし読み終はるとその意外な物語に驚く……とはならない。「どれもこれも一週間のうちに起きたことだ。」 (9頁)それがここに書かれてゐるだけであり、それを...続きを読む
  • ペットのきんぎょがおならをしたら……?
    エルビーは子犬が欲しくてたまりません。ママに言ったら、「いいわよ」って言ったのに、ペットショップから連れてかえってきたのは、なんと金魚でした。

    仕方がないのでエルビーは金魚にフワフワと名付けて犬みたいな毛が生えてこないかと思いました。
    そして、犬の芸を金魚に教えてみました。

    金魚のエサを「とって...続きを読む
  • ペットのきんぎょがおならをしたら……?
    原題は「Fluff the Farting Fish」。犬顔負けの芸をする金魚の話。ありえないけど面白い。
  • 新訳 若草物語
    とても軽く、リズムよく読めるように訳されていると思います。つばさ文庫を愛読している人ならば、いつものように読めると思います。
    しかし、本当の作品の「半分」の長さになっているので、この本が「本当の若草物語」だとは思わないで欲しいと思います。少しずつ翻訳作品や、長い作品に慣れてきたら、ぜひ「完訳」されて...続きを読む