尾松知和のレビュー一覧
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バトル開幕!って感じです。チハルが強者と戦います。
即ち、アイアンマイケルとの死闘を思わせる戦いの火蓋が、この2巻から切られるわけです、超アツイのです!
強さを意識させる演出と、チハルが憧れる花山薫の「いつでも、どこでも、だれとでも」の路上ルールを地で行くバトルが最高です。
不良の定番の喧嘩スポットで暴れることになるので、めちゃくちゃ攻撃が痛そうですけど、人目を憚って喧嘩してこそ不良だなって気分になるんでアガります。地元で子どもの頃、あの角と、あの細い裏道は通っちゃいけなかった感覚が呼び起こされます。
打撃のぶつかり合いは命のきらめきを感じさせてくれます、与えるダメージと受けた痛みが、死のベー -
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本誌で、サイバーグ009の付録が付いた時の話から収録されています。
内容が熱いです、気持ちを盛り上げて心を温めてくれます。
戦いを観て感じるリアリティが凄いんですよね
まるで山水画を見て、それが眺望に思えた時に、ふと涼風を想うような感じです。
疾走感に力強さの粘りが合わさった絵が男らしくてカッコイイです。
そしてリアルすら凌駕する漫画のイマジネーションの爆発に、煌めきを感じました。
この3巻では大迫力の握りこぶしを見ることができます、ここまで強いコブシは初めて見ました。
人生に必ず何度かある引いてもいけないし、負けてもいけない勝負を観れて最高でした
二次創作にはキャラクターの純度を引き出して -
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監修・板垣恵介、漫画・尾松知和『バキ外伝 花のチハル 1』秋田書店。
またしてもバキシリーズのスピンオフ作品が刊行された。今度は暴走族の特攻隊長、柴千春のエピソードが描かれる。あのアルバート・ペイン博士に『根性の天才』と言わしめた柴千春がその本質を余すこと無く魅せる。
これまでの数あるスピンオフ作品では、愚地独歩が主人公の『バキ外伝 拳刃』が1番だと思っていたが、意外にもそれに勝るとも劣らず面白い。
本編では多くの格闘家の中で異彩を放つ存在だった柴千春だが、絶対に誰も真似出来ない、男はこうあるべきという強い生き方を見せるところが魅力的だ。
このスピンオフには何と範馬勇一郎や花山薫までも -
購入済み
本当の男塾最強はこの男
覇極流槍術、拳法の使い手、伊達臣人。「男塾300年に一人の逸材」と男塾塾長江田島に言わせた男。
男塾の数あるキャラの中でも男塾ファンが選ぶ断トツの人気キャラでもある。
その圧倒的な強さは男塾シリーズ「魁」、「暁」、「極」、「外伝」でまさに伝説級!
強さだけでなく、厳しさのなかにも優しさあり、「心、技、体」どれをとっても「男のなかの男!」
「男気がたりねぇ!」、「男なら勝ってから死ね!」など男塾ならではの名言もあり。
そんな男の物語を読んでみませんか?
男塾往年のファンも男塾初心者の人も納得の作品です。
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ネタバレ 購入済み
まさに伊達男!
男塾シリーズのみならず、宮下あきら作品の中でもトップクラスの実力者、伊達臣人のスピンオフ。
時系列的には、驚邏大四凶殺編の前日談的な位置づけのはずですが、伊達や三面拳のキャラクターは明らかに連載後期の設定が下敷きになっています。
男塾ではよくあること。
むしろ魁!男塾(この漫画の未来)より強い気がする。
男塾ではよくあること。
過去編なので、メインキャラが死んでも悲壮感がないけど、まあ勢いで結構死にかけます。
男塾ではよくあること。
絵柄が魁!男塾のころにとても近いので、連載当時のファンであれば間違いなく楽しめます。 -
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四、死を連想させる縁起の悪い数字である、そう、古来から忌み嫌われているが、この『男塾外伝 伊達臣人』は、そんなジンクスくらい吹っ飛ばす
何せ、決死の覚悟を決めているイイ男ばかりだからだ
一本筋の通っている男たちの太ぇ首筋には、二流死神の安い鎌など刃が立たないのだ
男塾のお約束と言えば、「ありえねぇだろ」と思うくらい、編集者や印刷会社泣かせの当て字、死力を尽くして戦ったライバルが強力な仲間として加わる事であり、伊達臣人を主人公とし、正統な外伝であるこの作品、尾松先生は、そんな宮下イズムを継承しているのは、これまでの感想にも記してきた
この巻では、また一つ、尾松先生は宮下イズムを受け継いだ
それは -
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やはり、伊達臣人、彼の男は、そんじょそこらの輩とは格が違う、『七つの大罪』のメリオダス、『ONE PIECE』のルフィ、『うしおととら』の蒼月潮、『刃牙』シリーズの花山薫に負けてないぞ、うん
尾松先生、よくぞここまで、伊達の男気を引き出してくれている
間違いなく、尾松先生もまた、宮下先生に本物と認められた男だ
外の見た目の良さと、内の真っ直ぐな強さが釣り合っているんだよな、伊達臣人ってのは
男が惚れざるを得ない男ってのは、彼の事を言うんだろう
この(3)では、ついに毒蝮戦に決着が付く
伊達臣人って本物の男にとっちゃ、失血寸前も、敵が触れた物を全て溶かす奥義を発動させようが、ピンチに値しない
仲 -
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いやー、この作品の2巻も濃いわぁ
美人ヒロインが登場しない分、『暴力探偵』より男、いや、雄の匂いが強烈なので注意が必要やも
漫画は、ありえない、を楽しむモノだ。なので、ありえなさすぎるものは生理的に受け付けない人も、この『男塾外伝 伊達臣人』を読んでも楽しめないだろうな
登場する技の原理が凄まじい。あきらか、「そんなバカな」と思うほどの与太レベルなのに、この作品のムサい絵柄には納得させるだけの説得力が満ち溢れている
やっぱ、ストーリーってのは、それに合った絵柄があってこそ活きるんだな
戦いの中に散った友の意志を、己の体に刻み込む血誓痕生(けっせいこんしょう)、この痛々しい行為はある意味、これこ -
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ついに、伊達臣人が主役になる日が来たかっっ
いや、むしろ、遅すぎたくらいじゃないだろうか?
『魁!!男塾』の中でも屈指のイケメンで、強くて、一本気な男なのだから!!
きっと、尾松先生は相当、宮下先生独特の、男気溢れる絵柄に近づけるよう、前進から血が噴き出るほどの努力をしたに違いない
今の少年漫画は勿論、面白いです。進化って表現は違うかも知れませんが、全体的に質が向上しているのは確か。けれど、その分、泥臭さを感じる作品は減っている気がします
今こそ、こう言う作品が注目されるべきか、と
内容は伊達さんが、『魁!!男塾』の主人公・剣桃太郎と真っ向からぶつかるまでを描いた前日譚みたいなので、もしかする -
無料版購入済み
他作者によるスピンオフの定石をきちんと守り、しっかりとはみ出さないように頑張っている所は好感が持てるが、既視感だらけなのは如何なものかと思った辺りは微妙な感じ
リズム感は既に宮下あきらよりも「男塾」してるからここから独自の展開まで振り切った展開を読みたい
どうでもいいけど、凶羅大四驚殺での鉄球も月光が撞球武零吁で飛ばしゃ良かったんじゃん、と思ったが、あれは足首に鎖で繋いでたんだった
システム的には殺万〜と凶羅〜は同じだから、月光のやり方を防ぐ為に改良されたのか、とか解釈すると興味深い
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なぜ、柴千春に惹きつけられるのか?
その答えが提示されているバキ外伝「花のチハル」3巻です。
あきらめない。絶対にあきらめない。この精神性こそが柴千春の魅力。
龍書文との喧嘩を見ていた観客が、一斉にひざまづき祈りを捧げる姿勢になったのは熱狂に巻き込まれたとはいえど、やりすぎかなぁと思いましたが、最大トーナメントでも、同じような意味合いの場面がありましたね。舎弟たちに抱えられながら、退場するやつです。
彼の持つ混じり気のない不屈さを、高潔という形で表すのならば宗教画のようになるんでしょう。
一方、花山薫と対峙する郭春成。見事なまでに噛ませ犬になった彼が、どんな戦いを見せるのか。消力会得する -
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バキ外伝「花のチハル」2巻。
千春の凄さを列挙した1巻から、彼を中心とした物語が始まりました。歌舞伎町を牛耳っている?ヤクザが千春の抹殺を目論んで送り込んだのは、龍書文と郭春成。
うぅん。
龍書文はいい。擂台で強さを発揮していたので。ハンドポケット戦闘術はロマンがあって好き。真田流居合拳とか。ただ、郭春成の方は未知数というか、いいトコなかったんだよなぁ。親父から直々に弱者のレッテルを貼られてしまったし。彼の面目躍如となるか、というもの気になるところですが。
郭春成の相手は花山薫なんだよなぁ。うぅん。
路地裏の駐車場で始まった千春と龍書文の戦い。圧倒的敗北な状況から立ち上がり、肉体をぶつける -
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多くのスピンオフを生み出している刃牙シリーズから、新たにもうひとつ。柴千春の外伝作品です。
ヤンキーに求めてしまう強さ仁義無鉄砲を煮詰めて出来上がった柴千春。地下闘技場でのアイアンマイケルとのタイマン勝負は、あの大会のベストマッチ候補だと思います。今思うと、刃牙はリアルの先のファンタジーを追求してゆく作品なんだな、とリカしたように思います。初見から25年近く経っている今での感想です。
ヤンキーは嫌いで、ヤンキー漫画もあまり好きではないのですが、柴千春は嫌いになれない。まあ、悪さ強さに憧れる要素の中の、綺麗な上澄みを凝縮したようなところでしょうね。
面子を大事にする文化の中に生きているけども -
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監修・板垣恵介、漫画・尾松知和『バキ外伝 花のチハル 3』秋田書店。
本編の『刃牙らへん』も休載ばかりの上に同じことを繰り返すばかりだし、この『バキ外伝 花のチハル』も早々にネタが尽きたのか既視感のある描写ばかり。3巻目にして、がっかりしてしまう。
『バキ外伝』で、唯一まともで、しっかりとストーリー展開されているのは『漫画 ゆうえんち』だけだ。もっとも、原作である夢枕獏の『小説 ゆうえんち』が面白いが故なのだが。
いきなり繰り広げられる新宿歌舞伎町での台湾黒社会無敗の凶人・龍書文と紫千春の闘い。範馬刃牙のゴキブリダッシュに千春のキリスト状態と既視感のある描写が続く。そして、ついにネタが