山本勲のレビュー一覧

  • 実証分析のための計量経済学

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    計量経済分析の代表的な手法について、実践的な利用方法や解釈の仕方に的を絞って解説した一冊。
    各手法の数学的な説明は捨象しているものの、概要やエッセンスはわかりやすく説明されており、非常にわかりやすい。大学の統計学・計量経済学のテキストを読んで挫折した自分でもとっつきやすく、計量経済分析の強力さや面白さを垣間見ることができた。
    計量経済学に苦手意識のある人にこそ勧めたい良書。

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    2024年01月02日
  • 実証分析のための計量経済学

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    本書のテーマは明快で,「最小二乗法を用いるのが不適切なデータ(BLUEを満たさない)で,どのような手法を用いるか」について,数式を最小限に説明している。計量経済学で詰まっている人が,これを読んで解決することもあると思う。

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    2022年03月24日
  • 労働時間の経済分析

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    ワークライフバランスの卒論を書くにあたり、仕事と睡眠時間、など生活と仕事について様々な分析があり、普段知ることが難しいような実態を知ることができて、文章も読みやすく、良かったです。

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    2021年08月23日
  • 実証分析のための計量経済学

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    初めて計量経済学に関する本を読んだ。
    最初の1冊としてはすごく良かった。

    なお、高校(理系)程度の数学や統計の知識がないと読み進めるのはツライと思う。

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    2020年06月23日
  • 実証分析のための計量経済学

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    「計量経済学」となっているけど経済感はほとんどなく重回帰や因果推論が中心。
    ビジネス用途のデータ分析ならわけわからないまま深層学習に踊らされるより絶対的に本書が重要だ
    山本先生のゼミの卒業生と仕事をしてみたい

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    2018年09月16日
  • 実証分析のための計量経済学

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    本書は計量経済学に対して直感的かつ実用的に書かれた本である。今までこのような計量経済学はありそうで無く、直感的に書かれていること、実用的に書かれていることの両方においてとても価値のある本に思える。計量経済学をこれから学ぶ人や、一度概念も分からず勉強して数式ばかりで挫折した人向けに適した本だと思う。イメージとしては、『実証分析入門』に近く、それをもっと実用的にしたイメージである。

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    2015年11月01日
  • 労働時間の経済分析

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    労働時間についての研究書で、極めて正確、精緻なデータと分析手順を踏んでおり、説得力ある学術書である。中には、理解が難しい箇所もあるが、結論には同意できる。
    「日本人は効率的に非効率なことをする」p ii
    「OECDの統計によれば、1970年代に2100時間を超えていた日本人1人当たりの年間平均労働時間は、1990年代から趨勢的に減少し、現在では1800時間を下回るようになった。しかし、この平均労働時間の減少は、労働時間の短い非正規労働者が増加したことに大きく起因しており、正社員として働く多くの労働者は現在も長時間労働をしていると言われる。たとえば週60時間以上労働する男性労働者の比率は、イギ

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    2018年11月04日