鳥越皓之のレビュー一覧

  • 村の社会学 ──日本の伝統的な人づきあいに学ぶ
    以前働いてた新潟では、「本家」「分家」という言葉を時々患者さんから聞いた。米農業が盛んな地域だったので、現在に至るまで名残が残ってるのかもしれない。



    僕は長野出身だが、「本家」「分家」という言葉を実際に聞いたのは初めてだったので、新鮮だった。うちが両親とも医師の家系だったからそうした言葉に馴染...続きを読む
  • 風景とローカル・ガバナンス 春の小川はなぜ失われたのか
    「風景」とは何か。そう聞かれると存外難しい。景観保護と言えば、ピンクビラ禁止、建築制限といった「規制」が中心になる。一方、風景には規制は馴染まない。目障りなものを取り除くという発想では、良い景観は得られても、風景は別問題であろう。同じ景観でも、風景は異なる。「景観」と異なり、「人の思いが投影される」...続きを読む
  • 風景とローカル・ガバナンス 春の小川はなぜ失われたのか
    景観工学と風景の関係?風景は、そこに住む人がつくる、すなわちローカル・ガバナンスが風景を産み出す。具体な手立ては都市計画?工学や法律でなく、そこに住む人の生業や暮らしぶりによるのではないだろうか。どうやって風景を活用するのか残していくのか、手立ては各々の地域で異なるようだ。