鳴海風のレビュー一覧
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江戸時代に活躍した和算の天才数学者8名について、研究した結果をまとめた本。教科書に出てくる関孝和や、最近話題の「天地明察」の渋川春海など、江戸時代の数学者達は、世界的にも高いレベルの知識を持っていたことがわかっており、また庶民の間でも数学は人気があって、日本全体として数学レベルは高かったらしい。世界...続きを読むPosted by ブクログ
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『天地明察』に触発されてこの本を読んだのだが、思っていたよりもおもしろかった。
『塵劫記』で有名な吉田光由に始まり幕末から明治にかけて活躍した小野友五郎まで、八人の和算家について書かれている。
数学者というとなんとなく一部の頭のいい人達が何か難しいことを一生懸命やっているというようなイメージを勝手...続きを読むPosted by ブクログ -
関孝和、建部賢弘、渋川春海など、和算の大家とされる彼らの足跡を紹介した一冊。(渋川春海は天文暦学者であるが、天文暦には高度な計算が必須であったことから紹介されている。)
鎖国時代であったにもかかわらず、西洋数学に引けを取らない独自の発展を遂げた和算のことを知れば知るほど、その魅力に取りつかれてしま...続きを読むPosted by ブクログ -
凄いよね!
江戸時代の知的レベルの高さ‼
遊びで高等数学やるなんて、かっちょいいぜ!!!!
映画PRの前に読んじゃって、また先取りどすな‼Posted by ブクログ -
数学の話の方は、あまり詳しい話題がないので、それなりに理解しつつ読めたけれど、詰め将棋の話はちょっと。(^^;
最初と終わりの盤上を綺麗にまとめるって話は何となくわかるんだけど、詰めすじがって話になるとどうしてもね。(^^;
ストーリーとしてはかなり単純な話なので、もう少しうんちく的なところが多くて...続きを読むPosted by ブクログ -
『和算の大家 関孝和(上毛カルタより)』
といえば我が郷土、群馬県を代表する偉人だ。
さて、我らが天才和算家の活躍でも読ませてもらおうか、と思って本書を開いたが、いきなり「関孝和の出生地は実はよくわかっていません」ときた。
ま、マジで!?
著者も書いているけど、もし江戸で生まれたなんてことに...続きを読むPosted by ブクログ -
『天地明察』を読んだところに、日経新聞の書評でオススメされていたので、読んでみた。江戸時代どのように日本の数学が発展してきたかがわかる。特に、『天地明察』の登場人物である渋川春海や関和孝の章は、興味深く読めた。それにしても、江戸時代日本でこれほど数学が発展したのも戦乱のない世の中になったからなのであ...続きを読むPosted by ブクログ
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★3.5だが、今の日本人への激励的あとがきが気に入らなく★3つ。
(このあとがきは正直言ってがっかりさせる。)
すごく手軽で良質な読み物という感じ。
逆に言えば、学者の書物に見られる怨念めいた主義主張は特に感じられないということ。Posted by ブクログ