杉本宏之のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
著者は24歳で起業したマンション投資会社「エスグラント」をわずか4年で上場させるが、その後のリーマンショックで民事再生法を受け入れ、会社は倒産。同時に個人でも莫大な借金を抱えて自己破産。しかし、再び不動産業界で起業し、以前と匹敵する売上を上げる。
これが著者の最近の10数年間。読むだけで、めまいがするジェットコースター人生。ほとんどの人間はそのコースターに振り落とされるか、自ら降りてしまうんだろう。そして、ほんの一握りが、こうした激しい浮き沈みを血肉に変えて、成長する。
著者は会社を潰し、従業員や債権者に迷惑をかけたが、逃げなかった。債権者と直接交渉し、実直に負債を返済していった。だからこ -
Posted by ブクログ
ネタバレ破綻したエスグラント社長の杉本宏之氏の一冊。
上場起業でありながらリーマンショックの影響を受け、転落していく会社の動きは手に取るように感じました。
甘い誘惑をする組織や返済を求める銀行に対抗する著者の姿、心境は凄いものと感じました。
本書の中であるサイバーエージェントの藤田氏の男気は凄く感動しました。
あと著者のスタートトゥデイでのスピーチや前澤さんの心意気も印象に残りました。
著者自身が諦めなかったこともあると思いますが、経験からの反省や経営者仲間からの叱咤激励も復活した要因のひとつであると感じました。
稀有な経験を経た著者が再度不動産の業界に戻ってきて足元を見ながらまた成長していく様子 -
Posted by ブクログ
不動産に人生のすべてを賭けたと言ってもいいくらい著者の不動産事業へのこだわりを感じた一冊。
この本を読んだからと言って目の前の何かを変えられるわけではないけれど。
会社を設立し軌道に乗り、社会情勢の前に会社が潰れても尚、立ち上がる姿には人それぞれ何か感じるものがあるはず。
不動産マーケットはお金の額が桁違いで、そのくらいのお金を動かすような経験がないし、著者の周りの名だたる人たちも実際にお会いして話したことのない人ばかりなのでリアルさには欠ける部分も。
会社の浮き沈みに比例して著者の感情の変化をリアルに感じられ、終盤には、ほんの少しアツくこみ上げてくるものがありました。
ホリエモンの