山本渉のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
「自分でやった方が早い」
マネジメントをしていると、何度も頭をよぎる言葉だと思う。その誘惑を乗り越えて、どう人に仕事を任せ、育てていくかをかなり平易にまとめてくれた一冊。
相手の意欲や適性を見て、なぜお願いするのかを伝え、断る余白も残し、任せた後にはフィードバックと感謝を返す。つまり、任せることを「自分の仕事を減らす行為」ではなく、「相手の成長機会をつくる行為」として捉える重要性が良く分かった。
「任せるなら任せ切る」という話は印象に残った。
せっかく任せたのに、進め方が自分と違うと口を挟みたくなる。自分ならもっと早くできる、自分ならこうする、とつい思ってしまう。ただ、それを繰り返すと、結局いつまでたっても「自分でやった方が早い」状態から抜け出せない。。。
短期的には自分でやる方が効率的でも、長期では人が育たず、組織の総力も上がらない。小さな失敗を許容しながら任せることは、未来のチームへの投資なのだと思う。
マネジメントの理論を深く学ぶ本というより、日々の仕事の渡し方を少しずつ変えていくための実践書。
部下や後輩を持ったタイミングで読むと、自分の癖にいくつか気づかされる本だと思う。
===
▼個人的に印象深かった点(感想)
・「自分でやった方が早い」は、今だけを見れば正しい。
└ただ、それを続けると人が育たず、結果的に自分が永遠に忙しい。
・任せるなら任せ切る。
└自分と違うやり方をしているだけで口を出していないか。ゴールさえ外していなければ、途中の道は本人に委ねる。
・小さな失敗は、育成への投資。
└大事故だけは防ぎつつ、転ばないように先回りしすぎない。
・仕事ではなく、人を起点にアサインする。
└空いている人に仕事を渡すのではなく、その人の「やりたい」と「できる」に仕事を寄せる。
・褒めるなら、他人との比較ではなく本人の成長を見る。
└「同期よりできる」ではなく、「以前よりここが伸びた」と伝える。
・育成の最終ゴールは、自分が不要になること。
└自分しかできない仕事を増やすのではなく、自分がいなくても回る状態をつくる。
・任せる前に、その人のことをどれだけ知っているか。
└結局、良いアサインは普段の対話や観察の積み重ねからしか生まれない。 -
Posted by ブクログ
最近、「自分の小さな箱から脱出する方法」という本を読んだけど、そちらが人間の内面や認知を扱うのに対し、本書は具体的小技にフォーカスした実践書だった。最後に、誠実に勝るものなしと著者も書いているので、まずは内面寄りで意識していきたい。
Memo
•キャバクラで働く人が昼に大学で勉強している、というのと、大学生が夜にキャバクラで働いてるというのでは、その印象がかなり変わる(学生キャバクラ理論というらしい)ように情報の順序が大事
•任せるとは単なる仕事の移譲ではなく、相手が主体的に動ける状態を設計すること
•強みが活きる役割・状況を設計する
•短所は役割分担や任せ方でカバーする
-
Posted by ブクログ
マネジメントにおける任せる
仕事を受ける側は大前提
全ての仕事を面倒と思っている
→感謝される、褒められる、自分にしかできない特別感をもたせる
利己的→利他的に物を伝える
〇〇したいと言っていたから活きると思う、
〇〇してくれているからお願いしたい、
アンダーマイニング効果
やる気のある人に、ボーナス上げるなど
外的要因で釣ろうとするとモチベ下がる
断る余力をもたせる言葉をつける
「〇日までのスケジュールはいけそう?
難しければ教えて」
→イヤイヤ仕事や投げやりな仕事のアウトプットの質は低い
任せたものを、任せたあれ明日までだけどできてる?
〇任せたもの、明日までだから今日会話しよう
→丸投げではなく依頼を依頼で管理する、任せ続ける
依頼するときに「ごめん」
謝るなら自分でやって?になる
依頼をしたら・・・
FB,感謝,評価
任せない仕事を決める
→対価に合わないもの、オーバーワークが懸念される場合はやらない判断を課長がする
やるべきことの生産性があがる
任せたら任せきる
自分のコピーではない、やり方が異なっても目を瞑る
目的を
大事故にならなけれはオケ
育成のゴール=自分が不要になること
→教える人がいなくても自分で軌道修正できるようになる状態
指導(問題が何か伝える)→指導(なぜ問題か)→改善(どうしたら改善するか)のフェーズを分けて伝える
すでに反省し、改善までいけたらわざわざ叱る必要はない