のべ5000人のデータから、才能の源泉を暴き出そうと試みる本。
「ある」か「ない」か。マーケターかクリエイターかの問いからはじまる。
現状に満足し、それを紹介したり広げたりするひとが「ある」人。
現状に不満を持ち、変えるために何かを生み出す人が「ない」人。
自分はどちらの人か、まず考える。
そし
...続きを読むて、日々の行動の中から感情の源泉を探る。
ある出来事に対してどう思うのか、自分にとっては自然な思考でも、他人にはわからない流れがたくさんあるはず、
そこから、自分を掘り下げていく。
さらに、「目に見える結果」から「能力の源泉を探る」
どこに成功して、どこに失敗するのか。どこにモチベーションがあるのか。
次に、それぞれの行動について「なぜそれをやったのか」と問う。そこには、かならず動機がある。
そこから「だれを幸せにしたいのか」へ発展させ、「時代の声を聴く」に至る。
…と、ここまではいいのですが、以降はストーリーを語ることに終始。
主観だらけで想像も幾分か入っているため、万人向けの内容とは言い難く、
「自己を掘り下げる」という目的で読み始めた自分にとってはやや退屈で、
何度かうとうとしてしまいました。
総合では、時間があれば、という内容。
啓発というよりは、解説者のいる伝記を読むことをイメージして手に取ると、
目的とのブレがなくていいんじゃないかと思います。