岩堀修明のレビュー一覧

  • 図解 感覚器の進化 原始動物からヒトへ 水中から陸上へ

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    動物ごとに特殊な感覚器について比較する本。環境の変化に適応するまでの過程を辿るのも読み方の一つだろう。

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    2021年05月28日
  • 図解 内臓の進化 形と機能に刻まれた激動の歴史

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    要約されているとはいえガチの解剖学に,進化の要素を足すことで上手いこと読み物に落とし込んだ本。「進化」と銘打っているが,実質解剖学の導入として読むのがいいだろう。

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    2021年05月24日
  • 図解 内臓の進化 形と機能に刻まれた激動の歴史

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    進化や生物について詳しく知りたいという漠然とした思いから本を探し続ける人は、どうやって読むべき本にたどり着けるだろう。
    知識や嗜好が違う万人に勧められる学術本というのは難しく、自分が読めそうな本を片っ端から読んでみるしかなかったが、それを続けることでようやく本当に読みたかった本に出会うことが出来た。

    本書は、生きていれば誰もが抱く単純な疑問『人間と他の動物ってどうしてこんなに違うの?』に対し、原始的な脊椎動物から順に魚類、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類とどのように内蔵器官が進化してきたのかをわかりやすく図解で解説する。

    例えば両生類が主に皮膚で呼吸していること、魚の浮袋は陸で生活したときに得

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    2019年05月26日
  • 図解 感覚器の進化 原始動物からヒトへ 水中から陸上へ

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    心理学に興味を持ち、色々本を読みあさっていてたどり着いた1冊。この本は生物の持つ感覚器について、(1)その仕組み、構造、(2)進化の過程という2つの観点で説明している。
    (仕組み・構造は、細かな部位の名称が多く出てきてややこしく、さらっと読み飛ばした。タイトルに"図解"とあるが、感覚器の構造を図解している。自分は文字を読む方が面白かった。)

    この本は、無脊椎動物、水棲脊椎動物、陸棲脊椎動物、そしてヒトに至る進化の過程で、生物がどのように環境に適応し、進化してきたかという形で感覚器について説明している。最後に、陸に上がったにも関わらず、再び水に戻っていったクジラをあげて総括

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    2014年09月23日
  • 図解 感覚器の進化 原始動物からヒトへ 水中から陸上へ

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    視覚、嗅覚、味覚、聴覚、触覚といった感覚がどのように進化していったのかを、さまざまな生物を比較しながら辿ってゆく内容。
    それぞれの代表的な感覚器官(主に五感)ごとに章だてされ、解説も専門用語がかなり出てくるが、丁寧に説明されているのでわかりやすい。
    全部読み終えると、ヒトとは各刺激に反応するセンサーと、それを脳まで結ぶケーブルで構成され、体はそれらを守る被覆菅のようなものに過ぎないのではないかと思えてしまった。そこには風景を見て美しいとか、音楽を聴いて感動するといった感覚は一切無い。いかに敵から身を守り、環境に合わせる/耐えるかといったような、生き残るための感覚の進化史が豊富な図版で描写されて

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    2011年03月26日
  • 図解 感覚器の進化 原始動物からヒトへ 水中から陸上へ

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    難しいけれど、豊富な図で説得力を充分にもたせている。クジラについての話は目から鱗。ダイナミックで読み応えもあり、余韻の残る名著、

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    2011年01月30日
  • 図解 感覚器の進化 原始動物からヒトへ 水中から陸上へ

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    筆者の後著『内蔵の進化』が名著すぎたせいか、同じ感動は得られず。
    そもそも外から見える感覚器は、それぞれの種族の役割に応じて大きく形を変えているが、中身としては感覚細胞で得られた微細反応が神経線維を通して脳に伝えられるという構造は変わらない。
    内蔵のときに感じた、段階的に機能とともに形状が進化していく過程感はなく、結果としてのそれぞれの種族の違いを語られているように感じてしまい"進化"の醍醐味は薄い。

    とはいえもちろん、その他の雑学本とは一線を画して面白いのは間違いない。
    視覚器一つとっても、
    ・脳からつくられる眼と、皮膚からつくられる眼
    ・かつて祖先にあった頭頂眼が退化

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    2019年11月30日
  • 図解 内臓の進化 形と機能に刻まれた激動の歴史

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    内臓・器官別に章立てされていて、哺乳類から爬虫類・両生類・魚類、果ては昆虫や寄生虫に至るまで、その差異を多数の図と共に解説した書籍。
    これほど広範な情報を1冊に凝縮した書籍ってのは、他にも有るのだろうか?、と思ってしまうほどの迫力に圧倒される。
    文体は硬いが、内容で魅せる。
    人体からは想像もできないような構造が、どのような発生の過程で生み出されるモノなのか?などの解説もあり、興味深い。
    普通に周囲にいる、或いは体内にいるかも知れない生物との、まるでこの世の物とは思えないほどの相違。
    とても良く出来たSF設定のようにも映るが、紛れもない事実を編纂した物であるところが、また面白い。

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    2016年05月04日
  • 図解 内臓の進化 形と機能に刻まれた激動の歴史

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    「内蔵とは、体内にある器官系のうち、呼吸器系、消化器系、泌尿器系、生殖器系、内分泌系の5つを一括したもの」らしい。これらの器官がどのようにして進化してきたのか、脊椎動物の内蔵を比較しながら解説する。また非脊椎動物との対比のために、昆虫の内蔵についても紹介する。

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    2015年05月17日
  • 図解 内臓の進化 形と機能に刻まれた激動の歴史

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    生物の内臓がどのように進化して生きたかを説明した本。

    例えば、馬は構造上鼻でしか呼吸ができない。と言う事は知っていたが、それは軟口蓋と喉頭蓋の働きによるものだという理由を明確に説明ていて興味深く読んだ。

    内臓は環境などの変化や進化の過程で、新たに作られたり、不要になり退化するなどして適用しているが、すべてが合理的になっているわけではなく、何世代も進化をする中で独自に最適化しているんだと感じた。

    個人的には呼吸器が面白かった。

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    2014年04月03日
  • 図解 感覚器の進化 原始動物からヒトへ 水中から陸上へ

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    クジラはどのようにして水棲出来る形に進化したのか、という問いの答えがここにある。

    ヒトの耳小骨のうちツチ骨とキヌタ骨はサメのような硬骨魚類でいう顎の骨に相当するようだが、クジラはさらに、通常の哺乳類における下顎骨の一部を切り離して中耳骨の役割を果たす骨に作り替えている。

    「いちど進化の過程で失ったものを再び作りだすことはできない」が、同じ方向の進化をもう一段階起こしていることには驚きである。

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    2013年04月21日
  • 図解 感覚器の進化 原始動物からヒトへ 水中から陸上へ

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     動物の感覚器はどのように作られてきたのか。視覚,味覚,嗅覚,平衡・聴覚,体性感覚の五感について,無脊椎動物から哺乳類まで,くわしく見ていく。
     動物にとって感覚器は,外界の様子をキャッチして,適切な行動をとるために不可欠の器官だ。視覚器は周囲の状況を光で感知し,味覚器は摂取する物体が安全か危険かを判断するなど。ただ人間の味覚など,毒見というよりは美味を堪能する文化的な機能のウェイトが大きくなっていることも興味深い。
     感覚器からの情報が脳に伝わると「感覚」が起き,それに強さや時間的経過が加味されて「知覚」になり,さらにそれが経験に基づいて解釈されて「認知」となる。
     刺戟と感覚器のどちらが欠

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    2011年11月26日
  • 図解 感覚器の進化 原始動物からヒトへ 水中から陸上へ

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    視覚、味覚、嗅覚、聴覚、触覚の仕組みと、進化の過程について解りやすく書かれている。図も多く、理解しやすい。
    人としての自分が感じている感覚は他の生物の持つ感覚とはまた違ったものであろうし、そうなると世界のあり方も違ったものになるのだろうと思う。
    内容的には、2章の視覚器と、7章のクジラの感覚器が興味深かった。

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    2011年08月07日
  • 図解 感覚器の進化 原始動物からヒトへ 水中から陸上へ

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    進化って凄まじいな。
    まさにダーウィンさんが言った“struggle for existence”!
    生き残るためのあがきである。

    Mahalo

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    2016年10月14日
  • 図解 感覚器の進化 原始動物からヒトへ 水中から陸上へ

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    この本を読み終わるのに二週間以上掛かった。

    なぜなら、
    本書を読んだら10分ほどで、
    空恐ろしいほどの眠気に襲われ、
    夢の中へ行ってみたくなってしまうためである。

    眠れない夜のお供にどうぞ。


    冗談はさておき、
    眠くなってしまう理由は、
    専門用語が乱立しているからだと思われる。

    もちろん、
    その意味は懇切丁寧に説明されているのではあるが、
    いかんせん、理解の及ばない言葉の羅列というものの睡眠有引力は侮りがたい。

    かといって、
    面白くないかと問われれば、
    やにわに「否」と答えるだろう。

    それぞれの感覚器をつまびらかにしていくと、
    生物がいかに生活環境(他の生物がいる状況も含め)に左右

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    2011年06月10日