藤まるのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
高校生の佐倉真司は同級生の花森雪希から「死神」のアルバイトに誘われる。
初恋相手の幼馴染、出産直後の母親…様々な死者が抱える未練を叶え、あの世へと見送る手助けを始めることに…。
10月に公開が控えている映画の原作本。
現世に未練のある死者は成仏できず、生きている者として日常を暮らす「ロスタイム」が与えられる。
この時間の中で後悔を精算するために死者は何を思うのか、死神には何ができるのか、それぞれの苦しみや葛藤が描かれています。
死者の最後の願いを叶えることは簡単ではなく、ままならない自分の気持ちに向き合い、折り合いをつけていく過程が切なかったです。
よく考えると死ぬ時に何の未練もない人って -
Posted by ブクログ
読書中から感じていた「惜しい」という印象が、そのまま読後の総合評価になった。
テーマ自体は好きだった。死を前にした人との向き合い方や、「悔いなく生きる」というメッセージも伝わってくる。
ただ、感動する場面・考えさせる場面・ふざける場面の文体がほぼ同じ温度だったため、場面ごとの感情のメリハリが弱く感じた。
その結果、
「感動した」 「悔いのないように生きよう」
という感情が、読んでいる最中ではなく一歩遅れて読後にやってくるような、不思議な作品だった。
今年映画化されると知って少し驚いたが、この作品は文章よりも映像で見た方が感情が乗りやすいのかもしれない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ映画化されるとのことで読んでみた。
タイトルから軽そうなお話の印象だったが、登場人物の「死者」たちの人生はなかなか重めで読むのが辛い場面も多かった。
この世に未練が残っている「死者」が、未練を晴らすためにロスタイムを過ごせるのはとても良いシステムだと思ったけれど、ロスタイムが終わった後はロスタイム中の出来事は人々の記憶から抹消され、モノも消失してしまい、ロスタイム前の本来の歴史に修正されるというのはやるせない。
結局未練を解消することができずに、諦めてあの世に旅立つ「死者」が多いのもまた切ない。
「死者」を担当する死神は、退職するときに願いを一つだけ叶えてもらえることになっているのだが、 -
Posted by ブクログ
ネタバレライトノベル調で、主役二人の多分にセクハラ要素の入った会話がコントを見ているかのようで楽しかった。
作者さまの性別を存じ上げないけれど、男性が書いたイメージの女性という感じ。
星空が見える部屋などビジュアル的に印象的なシーンも多かったので、キャラの個性共々コミカライズしたら相性は良さそう。
道具に人の想いが宿って魔法道具になり、魔法道具そのものも意思を持つという設定が面白い。
特に後者の設定はある重い話にも活かされているので余計に。
会話はコントのような主役二人が、家族の死に対して強烈なトラウマを持っているし、ストーリー自体はライトノベル程軽くない。
キャラの明るさと対照的に暗く重いものも。 -
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