霞流一のレビュー一覧

  • 独捜! 警視庁愉快犯対策ファイル

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    最近、警察小説モノが多いですね、霞先生の作品。『スパイダーZ』が大好きで、その方向性の後継作を期待していたのですが、思いの外こぢんまりと纏めていて、アッサリ風味の作品だったという印象。
    ユーモア本格ミステリと帯に書かれてはいますが、ユーモア風味もちょっと弱いような……お得意の畳みかけるような推理合戦の応酬もなく、とにかく全体的に薄味の印象なんですよな……。

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    2017年01月14日
  • 災転(サイコロ)

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    霞作品のホラー……ホラー…かな…?みたいな印象。ノリはいつもの霞作品なんだけど、ホラーというよりミステリっぽく読めそうな…あのラストの辺りの謎解きとか、バカミス的楽しみ方ができました。 

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    2016年08月04日
  • フォックスの死劇

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    ちょいとネタがてんこ盛りで雑多な感は否めませんが、バラバラ殺人かつ連続殺人、作者お得意の映画業界ネタ、そしてハードボイルドに決めつつ次々繰り出されるギャグ。あと美味しそうな食い物ネタ、と、どこをとっても霞作品だなぁ、という感じで堪能しました。この独特のノリは毎度読者を選ぶなぁと思いつつ、私は大好きな部類ですww
    マグロのブツのアレ、自分でも作ってみたくなりました。

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    2015年10月14日
  • おなじ墓のムジナ 枕倉北商店街殺人事件

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     主人公は商店街にある本屋の息子、失業中。その商店街でタヌキにまつわる小さな事件が続いたあと殺人事件が起きた。タヌキの謎と殺人事件はつながっているのか(いるに決まってるけど)? ユーモア・ミステリー。

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    2011年09月09日
  • おさかな棺

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    謎解きの強引さは短編のためか益々威力増大。
    作者自身、大の魚好き(食べる方)と言うだけあって、謎の精神科医・宇大公彦のお魚薀蓄付きのお食事場面がいかにも美味しそうでお腹が鳴り、唾液が溢れる。グルメ小説ですか?

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    2009年10月04日
  • おさかな棺

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    日本のバカミス第一人者、霞流一さん。一度読んでみたいと思いつつ、どこから入るべきか悩み、結局書店で一冊だけあったものを選びました。霞作品ではおなじみの探偵・紅門福助と、魚大好きな精神科医(?)宇大公彦の連作短編集。冒頭はどの作品も、なんとも奇妙な日常の謎から始まります。それを調べていくうちに殺人事件にあたるんですが・・・トリックがかなりバカ。特に最初の2編は散々謎めかしておいてオチはそれかい!と拳を握り締めました。何故魚に関する事件ばかり扱っていたのかが判明する最終章では、最後で怒りを通り越して唖然。でもこの罵声を浴びせたくなるような呆れる笑いが好きなのです。きっとこの作家さんの作品の中にはも

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    2009年10月04日