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「四時半ごろ、浅見川にいたわたしが六時に東京で殺人をやるなんて不可能じゃないですか」と千家和夫が言う通り、手札の写真は、下り“はつかり”をバックに釣糸をたれる彼のものであった。当日の撮影に間違いなし、と傍証が固められては、丹那刑事も一撃を喰った感じで、南風荘事件の捜査はフリ出しにもどった。…… という表題作のほか、全6編を収める本格派の驍将・鮎川氏の新作推理小説集。
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鬼貫警部も(少し)活躍
表題作の『下り“はつかり”』含め6篇の短編集。 表題作にはあの鬼貫警部が登場 鉄壁のアリバイを持つ容疑者だが、どう考えてもその人物が怪しい。鬼貫警部がアリバイを崩す… という鉄板のストーリーがいい 古い作品なので当時の警察捜査の杜撰さとか、淡々とした書き味とか、さらには言葉選びなども含め、すご...続きを読むく昔懐かしく、それがかえって味わい深く感じられた
#エモい #ドキドキハラハラ
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下り“はつかり”
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鮎川哲也
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