鬼と異形の民俗学―漂泊する異類異形の正体

鬼と異形の民俗学―漂泊する異類異形の正体

1,540円 (税込)

7pt

3.3

■鬼はなぜ藤を嫌うのか?――『鬼滅の刃』ヒットに潜む異界の符牒 酒呑童子、百鬼夜行、ナマハゲ、羅城門の鬼… 日本人が長い歴史のなかで追いやった 怪異を具現化した「鬼」の正体とは?

[目次]
第1章 鬼と異形の系譜――古典・伝説に現れた異類たちを読み解く
第2章 日本の闇に蠢く「異形のもの」列伝――異界からの訪問者を総覧する
第3章 呪術者・異能者たちの群像――怪異と対峙した「鬼殺隊」の原像
第4章 鬼と出会える聖地――闇の民俗とパワースポットをめぐる


<監修者略歴>
飯倉義之 (いいくら・よしゆき)
1975年、千葉県生まれ。國學院大學大学院修了後、国際日本文化研究センター機関研究員等を経て、現在、國學院大學文学部准教授。専門分野は口承文芸学、現代民俗論。怪異・怪談、妖怪伝承に造詣が深く、妖怪をこよなく愛し、研究室は全国で集めた妖怪グッズであふれている。共著に『猫の怪』(白澤社)、共編著に『ニッポンの河童の正体』(新人物往来社)、『日本怪異妖怪大事典』(東京堂出版)、共監修に『京都・江戸 魔界めぐり』(NHK出版)、『日本の妖怪』(宝島SUGOI文庫)などがある。

<本文執筆>
古川順弘(ふるかわ・のぶひろ)
1970年、神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。宗教・歴史分野を扱う文筆家・編集者。『人物でわかる日本書紀』(山川出版社)、『古代神宝の謎』(二見書房)、『仏像破壊の日本史』(宝島社)ほか著書多数。


※この電子書籍は株式会社ウェッジが刊行した『鬼と異形の民俗学―漂泊する異類異形の正体』(2021年7月17日 第1刷)に基づいて制作されました。
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鬼と異形の民俗学―漂泊する異類異形の正体 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    人間、不思議なものに対する興味は尽きない。鬼もそうだ。今の時代に鬼が生きているとしてテレビ番組で紹介していた。




    奈良県吉野郡下北山村に住む五鬼助義之さんだ。1300年にも渡る五鬼助家の61代目だ。およそ1300年前に修験道で有名な役行者(えんのぎょうじゃ)によって、2匹の鬼が前鬼と後鬼と名付

    0
    2021年12月29日

    Posted by ブクログ

    全四章からなる一冊だが、第一章 鬼と異形の系譜。がこの本の肝であり要。二章以降は辞典みたいな形式なので、タイトル通りの民俗学を期待してる人は一章だけでいいかも…

    0
    2024年06月28日

    Posted by ブクログ

    鬼の伝説について各地の伝承や、時代ごとの資料から読み解いた本。
    鬼滅ブームに載って書かれた本だけあって、内容は良くも悪くもわかりやすさを重視した本でした。
    そのため、とりあえず鬼について一通り学んでおきたいという人におすすめです。

    【こんな人におすすめ】
    とりあえず鬼の伝承について学びたい人
    鬼滅

    0
    2023年04月12日

    Posted by ブクログ

    本の帯に「鬼滅の刃」ヒットに潜む異界の符牒と書かれていたのでなんとなく読んでみた本。最初に誤解されぬよう、本の題名に民俗学とあるように、物語とか小説の類いましてや鬼滅の刃考察本とかではありません。鬼の起源とか鬼に纏わる伝記を真面目に書かれている本であり民俗学的にみた鬼とは、天狗や異形の者、妖怪、魑魅

    0
    2023年01月24日

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