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「社会起業家」とは、「医療、福祉、教育、環境、文化などの社会サービスを事業として行う人たち」である。社会的使命をもった事業を起業したり、既存の組織に属しながら行き詰まった社会的事業を活性化したり、また、非営利組織をプロとして運営するなど、その活動スタイルは様々である。このような人たちの存在は、90年代後半にまずイギリスで紹介された。マクロ公共政策と手厚い社会保障を柱とする従来型福祉国家に替わって、自立型福祉システムを構築し、社会を活性化する存在として注目されたのである。いま日本でも、単なるボランティアや経済的利益だけを追求する起業家とは違う「社会起業家」が現れはじめた。荒廃したコミュニティの再生、高齢者介護の新サービスなど、自らの事業に対する使命感、卓抜した創造力、そして強力なリーダーシップを発揮して「よい社会」を目指す彼らの活動を通して、21世紀を担う新しい生き方・働き方を提案する。
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Posted by ブクログ
2000年刊行の若干古い本ではあるが、内容はまだまだ陳腐化していない。今でもなお、この分野に興味を持つ人にとっては入門書となりうる一冊である。
社会的起業の先進国であるイギリスと、若干それとスタイルは異なるもののアメリカにおける社会起業家の取り組みを示しながら、日本で今後展開されていくであろう社会起業家の活動について、その定義と展望を語っている。
特に、その定義について、明確に社会起業家という存在のありようを示している点が、非常に参考になる。オールドビジネスが行き詰まり、行政のセーフティネットへの信頼も損なわれている今こそ、社会起業家の活躍するときである。
多くの人に、このようなビジネスのあり方もあるということを認識してもらいたいと願うものである。
Posted by ブクログ
社会起業家とはどのようなものなのかを、世界各国の事例を元にしながら説明してくれてます。
社会起業家についての研究者も数多くいるらしくて、その人たちの研究内容についても要約してくれていて、わかりやすい。
社会起業家は、ただのボランティアでは成立しない。
経済・文化・社会についてのあらゆる知識を備え、それを自らの利益のためではなく、社会全体に還元することができる人間こそなるべきもので、ただ社会を良くしたいと思ってるだけでは駄目なんですってのが、この人の主張。
正直、将来いつか社会起業家になりたいと思っていた自分としては、少しドキッとさせられたwww
けど、生半可な気持ちでやったらあかんねんなとも思わされる、いい機会になった。
Posted by ブクログ
駒崎弘樹氏「社会を変える」を仕事にするで推薦されていた著書。
デモスの報告書では、成功する社会起業家に共通する資質として、①リーダーシップがあること、②ストーリー・テラーであること、③「人」のマネジメントができること、④理想家でありオポチュニスト(ご都合主義者)であること、⑤アライアンス(同盟)の構築者であること、の五つが挙げられている。
私自身もこの数年間、非営利組織の経営に携わっているが、その体験からすると、非営利組織経営のコツとしては次の三つが挙げられる。
第一は、使命を明確にすることである。私たちの組織の場合、それは世にないものをつくる第一号になろうと語りかけ、賛同者を集めることである。その使命に賛同しない人とは仕事を共にしない。
第二は、その使命を達成するために、面白く、わくわくする気持ちで働く人だけ選定することである。…
第三は、営利企業においては、業績をあげられない人、稼げない人は敗者である。非営利組織においても、敗者をつくるルールがないと、緊張感がなくなり、組織全体が怠け者集団となって堕落してしまう。もともと非営利組織は競争的な環境におかれていないので、そのためのルールづくりは特に重要である。
ドラッカーの考える非営利組織の自己評価手法とは次のようなものである。
第一に、使命はあるか。…
第二に、顧客は満足しているか。…
第三に、社会的に見て存在価値があるのか。…
第四に、成果があるか。
Posted by ブクログ
駒崎弘樹氏「社会を変える」を仕事にするで推薦されていた著書。
デモスの報告書では、成功する社会起業家に共通する資質として、?リーダーシップがあること、?ストーリー・テラーであること、?「人」のマネジメントができること、?理想家でありオポチュニスト(ご都合主義者)であること、?アライアンス(同盟)の構築者であること、の五つが挙げられている。
私自身もこの数年間、非営利組織の経営に携わっているが、その体験からすると、非営利組織経営のコツとしては次の三つが挙げられる。
第一は、使命を明確にすることである。私たちの組織の場合、それは世にないものをつくる第一号になろうと語りかけ、賛同者を集めることである。その使命に賛同しない人とは仕事を共にしない。
第二は、その使命を達成するために、面白く、わくわくする気持ちで働く人だけ選定することである。…
第三は、営利企業においては、業績をあげられない人、稼げない人は敗者である。非営利組織においても、敗者をつくるルールがないと、緊張感がなくなり、組織全体が怠け者集団となって堕落してしまう。もともと非営利組織は競争的な環境におかれていないので、そのためのルールづくりは特に重要である。
ドラッカーの考える非営利組織の自己評価手法とは次のようなものである。
第一に、使命はあるか。…
第二に、顧客は満足しているか。…
第三に、社会的に見て存在価値があるのか。…
第四に、成果があるか。
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