ボールパークでつかまえて！（１７）

須賀達郎

日本代表の“代替選手”の座にモーターサンズの選手たちが名乗りを上げる「国際試合」。
大好評の助っ人外国人夫婦が“脱イケメン”を目指して奮闘する「ジェットコースター」などなど、
ワクワクの４年目シーズンが開幕する球場愛コメディー第１７巻♪

• カテゴリ: 少年・青年マンガ
• ジャンル: 青年マンガ
• 出版社: 講談社
• 掲載誌・レーベル: モーニング
• 電子版発売日: 2025年06月23日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 62MB

[ブクログ · ★★★☆☆]

新シーズンに向けてモーターサンズへの期待も高まっている。そんな中で元サンズ監督の松戸がWBCで指揮するとか、その代表メンバーにサンズの選手が選ばれているというのはチームの株も上がっているようで嬉しく思えるね

そのためか、新シーズン開幕を迎えるチームにも注目の影響が。いわゆるにわかファンかのような存在が増えるのは嬉しんだけど、少し寂しいような。でも、チームが強くなってファンも増えるというのはこういう現象で
その中でルリコが売り子卒業かと思わせる展開には少し驚いてしまったけど、勘違いであった事に一安心
てか、その中で村田が大泣きしてしまった事に驚きですよ。ルリコに会えないかも…、なんて事態にショックを受けるなら早いとこ彼女を引き留めた方が良いんじゃないですかね！


新シーズンが始まったばかりでまだ佳境でも何でも無い為か、この巻では各登場人物の小ネタ的エピソードが多かった印象
日本人からの過度な期待に困惑し続けるメンデンとか、神経が図太いんだか繊細なんだか判らない上利根とか、内弁慶を極めようとするまお、チーム残留が騒がれず悔しがるデニスの姿とかには笑ってしまうね
あと、批判コメントに静かな笑顔で「いいね」を押す桐谷の姿は凄いんだけどちょっと怖い……。この人こそ作中随一のレベルで精神が極まっている気がするよ…

そんな中で気になる話題としては獅子尾メジャー挑戦の噂か
チームからWBCメンバーに選ばられる者が複数出現するだけでも凄いだろうに、更にメジャー挑戦者まで表れるなんてね
ファンとしては応援する気持ちも寂しい気持ちも同時に抱かざるを得ない。それを他所に全く別の感情を抱いていたのが小春か

今は選手と審判だから過度な接触は避け続けている。でも、その関係が崩れるなら別の道も選べる筈で
だというのに、安易に負けたくないと獅子尾と並び立つ道を選ぼうとする彼女は偉大だね。尊敬してしまう
でも、時には素直に彼と向き合ってもいいと思いますよ？