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中学2年の神本宮麗(みやれ)は塾にも通わず常に学年トップの成績を修めていた。だが、幼い頃から霊感が強く、人の心を読み取る術に長けていた宮麗は、周囲から「卑弥呼」と呼ばれ敬遠されてきた。友達もいない。
学年2位の佐藤君は、宮麗がどうしてそんなに勉強ができるのか興味を持ち徐々に心惹かれていく。
神仏に造詣のある宮麗に影響され、学問の神様・文殊菩薩を見に行く約束をする。何かにつけ神社仏閣への「お参り」デートを重ねる2人だが――。
表題作「心の闇に灯りを点せ」ほか、「家庭教師」「白い蛙」の3篇を収載。
新人の作品だということで、軽い気持ちで読み始めたけれど、意外に中身が濃くて、感動しました。
家庭教師も切ない内容もあり、題名の本は、お参りデートがとてもユニークでした。
白い蛙も、全然違う内容で面白かった。
いつも読む本のような内容ではなくて、3つそれぞれが新しい世界に連れていってくれるような作品でした!
どれも素敵でしたが二作目の宮麗ちゃんの話が好きです^^
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