暗号技術 実践活用ガイド

暗号技術 実践活用ガイド

3,982円 (税込)

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本書は、現代の暗号技術に関して「実践志向で現実に即したアプローチ」をとり、実際の利用に関連させた解説を行っていきます。ソースコード例を提供し実際のバグや失敗例を記述。暗号学の中心となるその考え方を理解できるようになります。14章から構成され、大まかに4つの部分に分けられます。各章は互いに独立していますが、まず[基礎]を読むことをお勧めします。

[基礎]
第1章:「暗号化」ペンと紙による弱い暗号からランダム化された強力な暗号まで、安全な暗号の概念を紹介。
第2章:「ランダム性」疑似乱数発生器の動作方法、安全のために必要なこと、そして安全な使い方を説明。
第3章:「暗号の安全性」安全性の理論的、実践的概念を論じて証明可能な安全性と確率的安全性を比較する。
[対称暗号]
第4章:「ブロック暗号」もっとも有名な「高度暗号化標準(AES)」に焦点を当て、ブロックごとにメッセージを処理する暗号を扱う。
第5章:「ストリーム暗号」メッセージをXORして暗号化した、ランダムに見えるビット列のストリームを生み出す暗号を提示。
第6章:「ハッシュ関数」秘密鍵と連動せず、ブロックを構成するもっともユビキタスな暗号となった唯一のアルゴリズムについて。
第7章:「鍵付きハッシュ」ハッシュ関数と秘密鍵が結び付いたときに起こることと、それがいかにしてメッセージの認証に役立つのかを説明。
第8章:「認証付き暗号」標準AES-GCMのような例とともに、一部のアルゴリズムがどのようにしてメッセージの暗号化と認証の両方を行うのかを示す。
[非対称暗号]
第9章:「難問(困難な計算問題)」計算複雑性の概念を使って、公開鍵暗号の背後にある基本概念を展開。
第10章:「RSA:単純な算術演算で安全な暗号化と署名の組み合わせを構築するために、素因数分解問題を利用する。
第11章:「ディフィー・ヘルマン」非対称暗号を鍵共有の概念(秘密でない値だけを使って、二者間での秘密の値を成立させる)。
第12章:「楕円曲線」最速の非対称暗号である楕円曲線暗号を軽く紹介。
[応用]
第13章:「TLS」ネットワークセキュリティの最重要プロトコルである、TLSに焦点を当てる。
第14章:「量子と耐量子」量子コンピューティングと新種の暗号の概念。

本書の最大の目的は、読者の皆さんの暗号学へのワクワクを引き出しつつ、その基本概念を教示することです。
著者はあなたの仕事を楽にするために道を切り拓き、ロープとピッケルを提供しますが、実際に登るのはあなた自身です。本書の考え方を学ぶには努力が必要ですが、最後には報われるでしょう。

no starch press『Serious Cryptography: A Practical Introduction to Modern Encryption』の翻訳書。

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