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ソーシャルメディア利用者の実態を徹底調査
見えてきた“近未来の情報接触スタイル”
「ネットやSNSなどを広告媒体として活用してきたが、どうも手応えがない」。このように悩むのはあなただけではありません。マーケティング担当者だけでなく、ネット企業もメディア企業も、実はよくわかっていないのです。
ネットにスマホ、SNSが普及したことで、人々が接する情報量は膨大になりました。ひと言で表現すれば「情報過多社会」です。人類史上初めてのことであり、今を生きる我々は適応過渡期のまっただ中にいます。
本書は、NHK放送文化研究所、博報堂DYメディアパートナーズ メディア環境研究所、法政大学大学院 メディア環境設計研究所のメンバーが、それぞれの調査データを持ち寄って、ソーシャルメディアが広く普及した後(=アフターソーシャルメディア)の人々の「情報接触スタイル」を分析し、新たなメディアスタイルを見いだそうとしてまとめたものです。
調査データから浮かび上がるのは、「ビジネスパーソンと大学生で違う」といった様々な「ズレ」です。こうしたズレが「なぜ起きるのか」をひも解くことで、近未来の情報接触スタイルが見えてきます。筆者らは「自分たちはわかっていない」を前提に、大学生や働く女性の日常を丁寧に考察し、デザイン思考で様々な実験を実施して、アフターソーシャルメディアの情報接触スタイルを探っていきます。
研究者が書いたものとはいえ難解は表現はなく、メディアに関わる人だけでなく、ソーシャルメディアを利用する一般の人にとっても、多くの「気付き」が得られます。未来の情報接触スタイルを見つけ出す道しるべとなる本です。
Posted by ブクログ 2020年10月20日
1日あたりのメディア接触時間が400分を超え、8割以上の人が「情報が多すぎると思う」と答える今日の社会、メディアと情報の関係を豊富な調査データを元に俯瞰しわかりやすんまとめた報告書。
情報過多であるにも関わらず欲しいサービスは二分される。すなわちズレる。
コンテンツ制作者やプラットフォームの運営者に...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年09月26日
現代のソーシャルメディアの実態に迫った一冊。TwitterやInstagram、LINE NEWSやYahooニュースなどなど、多くの情報のシャワーを浴びながら生活しているスマホ現代人の実態が丸裸に。2000年代前半~2020年にかけてのSNSやテレビなどメディアの接触度合いを年代別に考察したりとデ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年05月31日
スマホの普及に伴い、いつ何時でも情報が入手できる時代。さまざまな企業の思惑で、私たち自身が興味を持った情報だけで埋め尽くされていることに気付かされる。フィルターバブルは時にして便利ではあるが、盲目的となってしまいがちなため、広い視野を持ち、情報の正確性が高いものへの関心や注意を、今後しっかり図ってい...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年08月24日
メディアに接するユーザーの姿を、世代をひとつの軸として分析する一冊。データ(定量調査)とコンテクスト(定性調査)の両面から見ていて、メディアを学び、研究する学生さんは必ず手にとったほうがいいんじゃないかと思う。氾濫る情報の中で、「自分の時間をより良いものにしたい」という思いから、メディアとの関わり方...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年07月26日
情報過多社会におけるニュースへの意識や接触方法を「ズレ」という概念を新たに導入して分析した一冊。世代間や男女間でのマスメディアやソーシャルメディアに対する接し方の差異がまとめられている。個人的には第5章で紹介されているダブルスクリーン使用方法がなかなか衝撃的。これだけ情報が溢れているのだから外れて...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年07月04日
情報過多社会で、いま人はどう情報と向き合っているか。大学生のニュースとの向き合い方から考察されている。
スマートフォンでさらっと見る、浅い体験がかなりのシェアを占めている。
二つのディスプレイを使い、片方は初めて見るコンテンツでもう片方は面白いことが分かっているコンテンツ。その意図はメディア体験...続きを読む
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