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柱を立てるとはどういう行為だったのか。神を祀り天と地の通路を探った古代人の憧憬は、高く太い柱を求め、やがて神仏の近くへと山に分け入っていく。 山中に見出される聖なる岩座、そこに建てられる堂舎は懸造と呼ばれ、人々が観音や権現に伏し、籠もり、苦修錬行する拝所となる。 岩、岩窟、湧水に神仏を感じ霊験を求める日本人、形としての山岳建築に、浄所への畏敬と崇拝の心性を読む。
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Posted by ブクログ 2020年06月22日
懸崖の寺社の歴史。三仏堂の予習と思って読んだが、都とは別の山岳仏教のロジックが他方都を巻き込んでいたこと、江戸時代の懸崖の普及と変容について知った。徒歩と馬ばかりの頃と現代の違いを思い三仏堂を見に行こう。
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山に立つ神と仏 柱立てと懸造の心性史
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松﨑照明
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