IOWN構想

IOWN構想

2,200円 (税込)

11pt

3.4

インターネットに代表されるICTの普及は、
コミュニケーションのスピードを飛躍的にあげ、
世界中をつなぐのみならず、リアルとバーチャルをも融合させてきました。
人々の価値観は多様化し、「欲求のパーソナル化」へと世界は向かっています。

しかしながら、インフラレベルでみれば、
電子デバイスならびにデータ量の激増によって
ネットワークのひっ迫をもたらすとともに、
エネルギー消費の増大の面でも大きな懸念材料となっています。

また、価値観の多様化とパーソナル化は、
個人レベルだけでなく集団や国家レベルで、
「分断」を生み出しています。この背景には、
人間の処理能力を超える情報の氾濫や既存の社会制度の限界、
情報格差の拡大など複数の要因があります。

IOWN構想は、こうした現状を踏まえ、
エレクトロニクス(電子)の世界からフォトニクス(光)の世界へと
シフトチェンジすることで、大容量のデータを迅速かつ正確に伝送するとともに、
テクノロジーを意識させないナチュラルな「情報環境=場」を創出し、
ネットワークと情報処理の力で世界の多様性を支える礎となることを目指しています。

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IOWN構想 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年04月07日

    NTTが描く新たな社会基盤であるIOWN構想について紹介している一冊。前半は社長と副社長が自らIOWN構想の意義やビジョンを描き、後半は具体的な技術基盤を描いている。
    電気信号を光信号で扱う光電技術がどこまでブレイクスルーを果たせるかにかかっていそうだ。
    日本発の未来ビジョンに期待したい。

    0

    Posted by ブクログ 2020年08月09日

    さすがNTTの研究所ですね。コンセプト、研究領域や技術について、キレイに整理されています。書いている方によって記載の細かさは違いますが、アカデミックな話題も真摯に書かれていて好印象です。
    しかし、基礎研究がやっぱりすごいな。幅も広いし。

    0

    Posted by ブクログ 2023年09月08日

    IOWN構想を解説する本。第一部IOWNの世界は、一般向けで比較的読みやすいが、第二部IOWNのテクロジーは、専門用語が多く少し読みづらい。本全体のトーンを第一部の一般向けの調子で統一したら、もう少し読者層も広がると思われる。

    0

    Posted by ブクログ 2021年01月17日

    NTTの基本構想や実現に向けた研究テーマが体系的に整理されている。が、研究テーマは素人には理解が難しいものが多く、基本構想に対して途中で迷子になってしまった。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2020年02月16日

    低遅延、大容量、低電力を実現するフォトニクスネットワークと謳うのはユビキタス社会と変わらないかなという印象。さらにクラウド、エッジ、AI、モノづくり、バイオ、などなどあらゆる技術が融合され、よりナチュラル=アンビエント社会を目指していく流れは納得できるものであった。個人的には人工光合成、土に還る電池...続きを読む

    0

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