帝王の不埒な愛玩

真崎ひかる

身に覚えのない借金のせいで、地下カジノで働くことになった大学生の多喜。見てはいけない場面を目撃し、ポーカーの景品にされてしまう！ 自らゲームに参加するが、カジノのオーナー・伊勢谷に負け、「おまえは俺のモノだ」と宣言される。支配者のオーラを持つ彼に仕え、24時間尽くすことになり不安を抱く多喜だが、他愛のない会話や、触れられる手の心地よさを知り、次第に惹かれていき――。 ※本文にイラストは含まれていません

• カテゴリ: BL
• ジャンル: BL小説
• 出版社: ダリア文庫e
• 掲載誌・レーベル: ダリア文庫e
• ページ数: 230ページ
• 電子版発売日: 2020年02月13日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 1MB

[ブクログ · ★★★★★]

生まれた時から何事にもついてない多喜。
疫病神がついていると。
ある日身に覚えのない借金を返済する為地下カジノで働く事になりそこで商品として出され…。
とにかく多喜の不運さが酷すぎてなんとも。
でもそんな多喜の前に現れた「帝王」の迫力を持つ伊勢谷に運気を変えられて。
初めて会った時に惹かれていたけど自覚はなく共に過ごすうちに好きに変わって。
田倉の態度や動きにも意味がありそれも良かった。
伊勢谷の大切な犬達、シリウスとリゲルがこれまた可愛くて今まで不運続きの多喜もこれからは幸運が訪れる毎日になるんだろうなと。

[うさぎ · ★★★☆☆]

タイトルと表紙は参考にしないで

作者様もあとがきで書いていますが、タイトルと表紙と、試し読みで買うとアレ？となる作品です。
「帝王」でもないし、不埒でもないし、愛玩？じゃないと思います。

ＢＬ初心者向けの、内容が薄く、エロもちびっとあって、導入部分で期待だけさせておいて、ほっこりです。

でも面白くないかと言われたら、普通。帝王が飼っている犬、可愛いです。
主人公がその犬に好かれたから、帝王の家政婦やってみせろよ、って話でした。
主人公の頑固さも負けず嫌いさも可愛いです。

攻めの帝王の優しい感じがほっこりするし、物足りなくもあります。
秘書の辛辣さもキャラが立っていて、ストーリーを引っ張ります。

主人公と帝王が惹かれあっていく過程と感情がもう少し書き込んであれば、深みもあったのかもしれません。

＃ハッピー ＃ほのぼの ＃癒やされる