毎日をいい日にする！「感謝」のコツ 「日々是好日」の生き方

植西聰

「感謝する」ことは、その人に素晴らしい心理的な効果を与えます。ある心理学の実験によれば、日々、感謝する時間を作ると「幸福感が高まった」「気持ちがポジティブになった」「よく眠れるようになった」「体の不調を感じることが少なくなった」という結果が出たと言います。感謝の有無が日常生活や仕事に影響するのです。その感謝の心を持つには、禅にある「日々是好日」に学ぶといいのです。晴れてもよし、雨が降ってもよし。「日々是好日」には、「どんな日であれ、今日という日を良い日にできるように、感謝して生きていくことが大切だ。そうすれば、意識の持ち方も変わり、何か工夫したりすることもできる」という意味も込められています。本書では、「具体的に、どのようにして一日一日を感謝して『良い日』にしていくのか。『日々是好日』を実践していくのか」、そのコツを様々な角度から解説します。

• カテゴリ: ビジネス・実用
• ジャンル: ビジネス・経済 / 自己啓発
• 出版社: PHP研究所
• ページ数: 224ページ
• 電子版発売日: 2019年11月15日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 1MB

[ブクログ · ★★★★☆]

雨が降っても何が起ころうとも、良い一日になるよう感謝する。
感謝の心があれば、悪い一日はない。
感謝を習慣にする。感謝すれば、良い一日になる。
ありがとう、といえばいうほど良い一日になる。
いただきます、ごちそうさま、をいう。
思い通りにならないこと、を感謝する。成長するチャンス。本当に面白いこと、と考える。
他人に対して80％主義。80%やってくれたらありがたい。
短所は長所。それを探す。
一日一日を大切にする。毎日のわずかな差が大きな差になる。
二応の法則＝どんなことでも相反する性質を持つ。良い面を見る。成功してもよし、失敗してもよし。うまくいってもよし、うまくいかなくてもよし。雨でもよし、貼れてもよし。雨奇晴好。傘屋と下駄屋。失恋もまたよし。
上手くいかないことが良い知識を増やす。
人間万事塞翁が馬。
幸運は不運の後にやってくる。

一日一善を実践すると日々是好日になる。
人に喜ばれることが大きな生きがいになる。
人の喜ぶ顔を見たい、という思いで生きる。
褒め上手になる。
ピータードラッカー「企業の目的は顧客の創造である」＝お客様満足＝喜ぶ顔が見たい。
キューバのチェゲバラ「隣人のために尽くすほこりは、すべての黄金より勝る」
モハメドアリ「他者に貢献することは、あなたの居場所に払う家賃」

今日は良い日だったという満足感でその日を終える＝良いこと日記＝日常の中からよいことを見つけ出す訓練になる。＝良いことを考えることで感謝の気持ちがわく
寝る前には良いことだけ思いうかべる。
良いこと日記は夜寝る前に書いて、朝見直す。
悪いことは、良いことに書き換えて書く。
声に出して言う。ポジティブな気持ちで寝る。

日々是好日＝小欲知足。
幸運とは満足する人のもの。
大切なものはすでに持っている。明珠掌にあり。
身近にある満足できること、の存在に気づく。
人をうらやましく思わない。隣の芝生は青い。自分らしい生活を楽しむ。
自分ができる範囲で生活を楽しむ。
欲求が満たされない、と感じた時に気分転換できる趣味を持つ＝代償行動。
欲しいものは自分で作る。
今あるものに感謝する。

その日の目標をやり遂げる。目標があるからこそ日々は意味があるものになる。
周囲の目標ではなく、自分が満足できる目標を持つ。
自己実現の欲求を満たすためには、自分で目標を決める必要がある。
やや困難な目標、明確なもの、フィードバックをする。一日一生の想いで安易に先延ばししない。

新しいことにチャレンジしてマンネリを吹き飛ばす
楽しいは、タノシマウ＝手伸舞＝手を伸ばして踊ること。
流水腐らず戸枢ろうせず。流れる水は腐らない、開け閉めする戸は虫に食われない。＝積極的に体を動かせばイキイキと暮らせる。

考えすぎない＝楽天的になる。
心配事など妄想、と考える。莫妄想＝妄想することなかれ。
明日の心配のために強を台無しにしない。
災難にあうときは災難にあう。その前から心配しない。
根拠のない自信であっても持っておくほうがいい。
人を信頼すれば、信頼にこたえてくれる。
頼む前から無条件で信頼する。