「名経営者」はどこで間違ったのか ゴーンと日産、20年の光と影

法木秀雄

元日産自動車北米副社長。BMWジャパン、クライスラージャパンのトップ。そして早稲田大学ビジネススクール教授。そんな経歴を持つ著者だからこそ書ける「ゴーン改革の真実」とは？ 約20年に及んだ「カルロス・ゴーンの日産」は、ゴーン氏の突然の逮捕によって幕を閉じた。あれから1年、いまだ日産が混乱を続けている理由は「ゴーン氏の負の遺産」にあると著者は指摘する。それは一体どういうことなのか？ 本書は、20年にわたるゴーン氏の経営を総括し、その「真の評価」を明らかにするもの。「ゴーン氏以前」の日産の諸問題から、「日産リバイバルプラン」の真の成功要因、そして、その後の「転落劇」の要因はどこにあったのかを解き明かす。成功と失敗のすべてが詰め込まれた最強のケーススタディ。

• カテゴリ: ビジネス・実用
• ジャンル: ビジネス・経済 / 経営・企業
• 出版社: PHP研究所
• ページ数: 256ページ
• 電子版発売日: 2019年11月08日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 6MB

[ブクログ · ★★★☆☆]

一貫した主観と意見を持って語られているので、内部を知らなかった立場からして興味深い内容を伺えた気分。 客観的な分析などを好む人は嫌がるかもしれないが、気持ちいいくらいの主観だったので個人的には面白かった。

[ブクログ · ★★★☆☆]

ゴーン氏のリーダーシップもさることながら、日産がV字回復することができたのは、「もともと」日産に十分な財産があったからであるというのが筆者の考えのようだ。リーダーシップのあり方や、起業の利益のあり方について考えさせられる本。