失敗しないソフトウエアテスト実践ノウハウ

SHIFT品質・技術統轄部技術推進部／品質プラットフォーム推進部

企業情報システムをはじめ、あらゆる分野でソフトウエアの存在感が増す中、品質確保の“最後の砦”であるソフトウエアテストの重要性はますます高まっています。

一方で、ソフトウエアの高機能化、複雑化が進み、テストにかかる負荷は増大するばかり。やみくもなテストを実施すれば、コストや手間をいくらかけてもきりがありません。現実に、テストの生産性が低い、なかなかソフトウエアの品質が上がらない、といった悩みを抱える開発現場は少なくありません。

本書は、システム開発を手掛けるエンジニアやマネジャーに向けて、ソフトウエアテストの生産性を上げ、ソフトウエア品質を効率良く高めるために必要な知識やノウハウを解説します。

第1章「これだけは押さえるテストの基本」では、ソフトウエアテストの土台ともいえるソフトウエア品質の考え方やテストエンジニアの役割、「テスト計画」「テスト設計」「テスト実行」「テスト管理」というソフトウエアテストの各工程におけるノウハウを、多くの事例を用いながら体系的に説明しました。

続く第2章「駄目パターンに学ぶテストの鉄則」では、現場における様々な“駄目”なシーンに対して、そこで抱える課題への回避策や対処策を解説しています。

本書は、ソフトウエアテストの専門家である筆者陣が、現場での豊富な経験を基に、実践的なノウハウを分かりやすく解説しています。高品質なソフトウエアを効率良く開発するには、質の高いソフトウエアテストが欠かせません。ぜひ本書をお役立てください。

• カテゴリ: ビジネス・実用
• ジャンル: IT・コンピュータ / 全般
• 出版社: 日経BP
• ページ数: 176ページ
• 電子版発売日: 2019年09月26日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 9MB

[ブクログ · ★★★★★]

テスト担当に限らず、PMやその他プロジェクト関係者が必読と感じた。何故なら、開発が終わってからテストではなく、要件定義や外部設計の時点からテスト計画を立てることにより、品質向上に寄与できるからである。テストは決してテスト担当者だけのものではないことを改めて考えさせられる。
どんなことをしなくてはならないかという具体的なアクションについては、どれも当たり前のことではあっても出来ている現場は少ないのではないかと思う。全てのアクションにおいて、何故それが必要かということも明記してあり、初心者からベテランまでプロジェクト関係者は必読。

[ブクログ · ★★★☆☆]

日本ではテストはまだまだ認知が低い。テストの基本と、そうでない事例をあわせることで机上の勉強に向いている。実際はもっと泥臭い世界なのだが。