カチコチに凝り固まった頭脳では、現代社会と対峙するのは難しい。かといって、ただ「考える」だけでは意味がない。そこでいかにして私たちの頭をやわらかく揉みほぐし、その思考を軽やかにするかがポイントである。本書は、著者独自の考え方のエッセンスを明快に開陳しつつ、直線や螺旋、座標といった日常にある概念を駆使して、私たちを取り巻く仕事論や教育論、「文明と文化の衝突」といった難解なテーマを丁寧に噛み砕いて解説する。「世の中ちょっと変だぞ」と気がついたすべての人に送る、近代化考察への入門書。
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