Posted by ブクログ
2011年11月07日
あまりこういう本を読んで紹介していると人格を疑われそうなんですが…。古代中国における「男女和合ノ道」の歴史、理論、実際の技巧などを詳述する。中国史の裏面を知るためにも格好の書です。
この本は偶然手に入れたものなんですけどね。いやはや…。中国四〇〇〇年。恐るべしですわ。この本の内容はかいつまんで書く...続きを読むと中国の道教。特に陰陽説に基づいたもので、あまり露骨に書くと各方面から怒られてしまいますのでさらりとしか内容には触れませんが、まぁ、いうなれば男女の性愛における技法と『気』を交わらせる方法。とでも言えばいいのでしょうか。こういうことを微に入り細に入りで解説されておりましてね。今読んでも十分に使えるものを古い時代の中国で、ここまで詳細に記されているという事実と、それを研究、解説する筆者の執念に頭が下がりました。
それでもかける範囲で書いていくと、ろくに戯道(愛撫)をしないうちにコトに及ぶものではないと、そんなことまでかかれてありましてね。やっぱりこういうことは古今東西、いつの世も変わらんのだなあと、ある意味、感心すらいたしました。某マンガで
『中国人ほど闘、食、性に貪欲な民族はいない』
と書いていましたけれど、その理由がこの一冊でよくわかるような気がしました。
ちなみに、この本は技巧だけではなく、健康法としてもかかれておりますので、ただ単にテクニックだけの本ではないということをここに付け加えておきます、ってなに言ってんだか。