それでも生きていく―地下鉄サリン事件被害者手記集

それでも生きていく―地下鉄サリン事件被害者手記集

地下鉄サリン事件の被害者による手記集『それでも生きていく』。
平成の貴重な記録を電子書籍で復刊。
電子書籍化にあたって「電子書籍化に寄せて」、「電子書籍版あとがき」、「追加年表」を収録。


【「電子書籍化に寄せて」より】
歴史に残る事件の被害者や遺族が、体験したこと、感じたこと、必要としたこと、教訓にしたかったこと、
これらはいつの時代にも危機的状況に置かれたときの人としての基本的な反応であり、私たちは「それでも生きていく」ための模索を続けてきた。
電子書籍化によって、更に多くの人々に私たち被害者や遺族の思いを共有していただき、
テロに屈しない社会、制度、人間関係を新しい段階に進めることに役立てていただけたら嬉しい。
「地下鉄サリン事件被害者の会」代表世話人 高橋シズヱ

【目次より】
第1章 残された人々
*ご両親のことを思い出して、素直に罪を認めてください。 遺族/40代女(被害者の母)
*数学が得意で、気持ちのやさしい子でした。 遺族/60代夫婦(被害者の両親)

第2章 見守る人々
*「奇跡は起きないのですか?」と先生に聞きました。 被害者の母/70代女

第3章 生きていく人々
*会社の同僚は仮病くらいにしか思っていません。 被害者/50代女
*子どもが学校に行く頃には、事件が片付いてほしい。 被害者/30代男
……………ほか、41人のありのままの手記を収録。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    国・東京都・警察・マスコミへの苦言を呈する感じの内容。事件からおおよそ三十年くらいたった現在、教祖・実行犯系は処刑され、後継団体は活動を続け、リハビリに励んでいた女性は亡くなり、事件の記憶は風化した。

    0
    2024年10月12日

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