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Posted by ブクログ
目新しい、ではなく、斬新、そう賞賛すべきグルメコメディだ。『紺田照の合法レシピ』(馬田イスケ)や『クミカのミカク』(小野中彰大)に負けていない、と断言したい
一から作る、のではなく、そのまま食べても十分に美味しいコンビニグルメへ一手間を加えて、より美味しさを引き出し、新たな可能性を生む、そこが実にイイ
市川ヒロシ先生の『どんぶり委員長』は夜に読んでしまうと丼を体重が増えるのも構わずにかっこみたくなるが、この『コンビニお嬢さま』を読むと、コンビニに行きたくなってしまう。危険性こそ低いが、ダイエット中の乙女の大敵には変わりまい
ちょい残念寄りなヒロインの翠里ちゃんが、厳しい家柄の令嬢で、家名を重んじる母親から買い食い、立ち食いを禁じられてるって設定があるので、基本的には一人で堪能するパターンが多い。なので、少し、リアクションに幅が少ないって弱点はあるにしろ、コンビニグルメに宿る付喪神がそれを補って余っている
翠里ちゃんが母親の束縛から抜け、素の自分で友達とコンビニグルメをそのままでも、アレンジ料理でも楽しめる日は、きっと来るだろう
また、行きつけのコンビニ店員(♂)との触れ合いが増えるのか、も楽しみだ
個人的にお勧めの話は、ごちそう6「おにぎり」だ。茶碗蒸し雑炊が美味しそうってのも大きいが、風邪っぴきのヒロインは魅力が三割増しだな、って思った。食べ物で選ぶのなら、ストーリーとしての掴みもバッチリな、ごちそう1「肉まん」だ。七輪で炙った肉まんへ野菜あんかけ、って最強でしょうよ
この台詞を引用に選んだのは、この手の決め台詞がある、と作品がきゅっと引き締められるな、と感じたので
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