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Posted by ブクログ 2016年03月20日
経産省の「現役官僚」が書いているという前提で読んだ効果なのか、本当か嘘かわからないけれど全てが物凄くリアルに感じる。
特に「脱原発」を掲げる知事をあの手この手で嵌めて辞任に追い込むくだりは圧巻。現実の政治家のスキャンダルも全部これと同じに思えてくる。
電力会社の「総括原価方式」とかもわかりやすく知る...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年07月09日
これは原発稼働の実態を表している。その通りだと思う。物語にはなっているが、本当にその話の筋通りに進んでいる。テロがあったら本当に一発だね。この国の原発は。今も川内原発が稼働しそうだけど、あそこは桜島、霧島、阿蘇と火山が一杯ある中で本当に大丈夫か。九電は電気事情が苦しいので一刻も早く稼働させたいのだけ...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年01月17日
フィクションの形をとりつつ経産省、電力会社、政治家の構造を暴く。
金の力を背景とした巧妙な持ちつ持たれつの構造に改善策はないように思える。
そもそも改善する必要があるのだろうか。一体誰が不利益を被っているのだろう。
しかし、自由化や発送電分離に伴う総括原価方式による電力会社の体力低下が避けられないと...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年03月26日
2013年刊行。少なくとも当時現役で官僚の著者。
ハード。基本は偽名だが本名での一連著述の部分もあり。小説なので現実では無いが、現実の要素と思われる巨大組織が持つ既得権や政治・エリートと特権意識、巨大組織間のもたれ合い…。組織の階層の、上層と最下層の絶望的な違いとか。巨大という点では国も同じで、20...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年11月30日
電力会社が官僚の天下り先なので、政府は原発を止めることはしない、当然の如く国民に事故補償費用の負担を強いることになる。原発の必要性を電力会社お抱えのジャーナリストも声高らかに宣伝する。事故検証も曖昧に政府も国民も痛みを忘れかけた矢先に事件は起こる。反社会的人物が原発テロを成功させ、文末には政府と国...続きを読む
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