ポル・ポト〈革命〉史 虐殺と破壊の四年間

ポル・ポト〈革命〉史 虐殺と破壊の四年間

小説・文芸
2,090円 (税込)

10pt

人口を4分の1減らした「革命」「解放」の真実。囚人14000人、生還者7人の監獄。無軌道に展開した強制労働、密告、そして処刑。社会基盤を破壊し全国民の4分の1を死に追いやったポル・ポト政権はいかにして「革命」を遂行したのか。20世紀最大の蛮行、その軌跡と背景を完全解読。(講談社選書メチエ)

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ポル・ポト〈革命〉史 虐殺と破壊の四年間 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    まったく気の重くなる内容の本です。
    しかし、45年くらい前に実際にあった出来事をしっかり事実認識しておくことは、とても重要な事でしょう。こんな事が起きてしまった原因、因果関係、責任をきっちりと認識し、多くの人々が共有すること、が大切でしょう。

    0
    2020年02月29日

    購入済み

    気になる方は読むべきです

    この本の主題が気になる方は、読むべきです。
    残念ながら、すべての真相は解明されずじまいですが、この事実を風化させないためにも、少しでも多くの人に読んでもらいたいです。
    あれだけのことをしておきながら、自分達の家族には特別待遇をしていたり、元妻が今も豪勢な暮しをしていたり、本当にやるせない気持ちになります。
    文章は明快で読みやすく、休日に一気読みできました。

    0
    2019年02月24日

    Posted by ブクログ

    いつかしっかり知りたいと思っていたクメールルージュによるカンボジア統治の歴史。
    革命とは名ばかりの、虐殺に次ぐ虐殺の統治。
    非常にディープな内容でしたが、いまだ本質的な真相は、既に当事者が亡き今となっては、完全に解明されていない様です。
    なぜ、フランス留学までして、帰国後に教員経験のある集団が、政権を握ると同時に、都市の知識層を農村へ強制移動させると同時に、虐殺に追い込んだのか。また、内ゲバによる億級幹部クラスの粛清に次ぐ粛清。一体、何を残したかったのでしょうか。
    この集団が共産主義を標榜していた以上、とても共産主義社会を容認する訳にはいきません。

    0
    2017年05月07日

    Posted by ブクログ

    なんでこんな杜撰な政権が…という感じなんだけど、米ソ中に南北越の政治の隙間で成立してしまったのかね… この人自体、隣国からの取材が中心で、深掘りできてたりはしないけど、深掘りできるような人はもれなく殺す国だし、これ以上の詳しい文献は出てこないのだろうなあ…

    0
    2016年02月25日

    Posted by ブクログ

    原始共産主義。思想による狂気。文明知識人の徹底した粛清。その先に理想の国家??理解しがたいが実際に行われた恐ろしい事実だ。
    映画 キリングフィールドを並行して見て欲しい。

    0
    2012年04月21日

    Posted by ブクログ

     なぜポル・ポトはあんなことをしたのか…独裁者とは…。良識ある人々が次々と殺されていったという謎…。

     独裁者は自分の家族にだけ優しい、というのを読んで悲しくなった。
     家族が出来たらむしろ国民や異教徒、異民族にも同じ愛情を持って接してほしい、これは無理な願いだろうか…

     

    0
    2010年11月14日

    Posted by ブクログ

    カンボジアのことをアンコール遺跡だけを見て、感動し、愛していた。
    カンボジアにはもっと知らなければならない過去が山ほどあることを気付かせてくれた一冊でした。

    0
    2010年05月26日

    Posted by ブクログ

    「セミナーから帰ってくるたびに、ポル・ポトに忠実な気持ちになり、感謝と信頼でいっぱいになった……自分の命を危険にさらしてでも、早く彼の教えを実行に移したくなった」
    「ポル・ポトはユーモアは最高だ。ユーモアがあり……ゆるぎない自信を持っていた」
    元幹部の証言から、ポル・ポトとは独裁者というよりは新興宗教の教祖のようだ。

    筆者をスパイ扱いせず、開放してくれたサルーン司令官が粛清された件が辛すぎる。大虐殺によって家族を失った弁護士が虐殺の指導者たちを弁護した件も、人としての徳の違いが表れている。善良なカンボジアの人たちが理想を託して、支持したクメール・ルージュという悪魔に蹂躙された20世紀の悲劇。
    拷問や虐殺を実行した強制収容所の所長ドッチは、逮捕後、キリスト教徒に改宗して、難民救助活動をするようになったが、罪滅ぼしのつもりなのだろうか。
    ドッチが虐殺責任四人組と呼んだ者たちが罪の擦り付け合いをしているのが、救いようがない。
    恐ろしいのは、2003年「カンボジア・デイリー」紙への「この国にもヒトラーのように国を愛し、スターリンのように真面目な、立派な指導者が欲しい」という投書だ。
    かつてポル・ポト派だった者たちが袂を分かち、政府首脳となった結果、学校教育でクメール・ルージュによる大虐殺を教えなかったせいだろう。
    ポル・ポトの罪は暴かれたが、粛清と虐殺の歴史は風化しつつあるカンボジアの悲しい現実を知った。

    0
    2026年01月26日

    Posted by ブクログ

    ジャーナリストの書いたもので、臨場感はあっていい。あまり細かい裏付けや考察には欠ける印象があるが、「ポル・ポト革命」とは何だったのか、を知るには読みやすいしコンパクトにまとまっている。
    共産主義がどうとかではなくて、単にシロウトが"俺の考えた最強の政策"を、議論にも諮らず、事後の検証もせず、異論のある人間を排除していった、そのやり方の行きつく先はこういうものだ、ということだろう。その意味では、まったく今の日本は「ポル・ポト化」しかけているのではないか?! 時間はかかっても広く意見を汲むこと、事後の結果・途中経過の検証をすること、異論を排除しない、ということ、これらはとても大事なことなのではないか、今の日本はまったく出来ていないのではないか、と空恐ろしくなる。。

    0
    2024年07月05日

    Posted by ブクログ

    ポル・ポト政権が行った事について学びたくてこちらの本を手に取る。

    1970年代に時の権力者が独裁的な政治を行なった、という簡単な話ではなく、1930年代の抗仏民族運動・インドシナ共産党の興り・米国など資本主義国への反発・カンボジア内戦など当時の複雑な情勢のなか、いくつかの偶然が重なり起こったものだった。

    カンボジアがたどった複雑な歴史、隣国との関係、仏教・イスラム教の存在が思想に影響を及ぼすことなど、当時の事を幅広く知ることができた。

    そして今、中国共産党がカンボジアを大規模支援し一帯一路の推進と中国化を推し進めている。
    首相フン・ソンはポル・ポト政権打倒後から現在もその座についているカンボジアのいく先はどうなるのか。

    こんな稚拙な言葉でしか感想を書けない自分を恥じる...

    0
    2021年11月22日

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