無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
気になる方は読むべきです
この本の主題が気になる方は、読むべきです。
残念ながら、すべての真相は解明されずじまいですが、この事実を風化させないためにも、少しでも多くの人に読んでもらいたいです。
あれだけのことをしておきながら、自分達の家族には特別待遇をしていたり、元妻が今も豪勢な暮しをしていたり、本当にやるせない気持ちになります。
文章は明快で読みやすく、休日に一気読みできました。
Posted by ブクログ
いつかしっかり知りたいと思っていたクメールルージュによるカンボジア統治の歴史。
革命とは名ばかりの、虐殺に次ぐ虐殺の統治。
非常にディープな内容でしたが、いまだ本質的な真相は、既に当事者が亡き今となっては、完全に解明されていない様です。
なぜ、フランス留学までして、帰国後に教員経験のある集団が、政権を握ると同時に、都市の知識層を農村へ強制移動させると同時に、虐殺に追い込んだのか。また、内ゲバによる億級幹部クラスの粛清に次ぐ粛清。一体、何を残したかったのでしょうか。
この集団が共産主義を標榜していた以上、とても共産主義社会を容認する訳にはいきません。
Posted by ブクログ
「セミナーから帰ってくるたびに、ポル・ポトに忠実な気持ちになり、感謝と信頼でいっぱいになった……自分の命を危険にさらしてでも、早く彼の教えを実行に移したくなった」
「ポル・ポトはユーモアは最高だ。ユーモアがあり……ゆるぎない自信を持っていた」
元幹部の証言から、ポル・ポトとは独裁者というよりは新興宗教の教祖のようだ。
筆者をスパイ扱いせず、開放してくれたサルーン司令官が粛清された件が辛すぎる。大虐殺によって家族を失った弁護士が虐殺の指導者たちを弁護した件も、人としての徳の違いが表れている。善良なカンボジアの人たちが理想を託して、支持したクメール・ルージュという悪魔に蹂躙された20世紀の悲劇。
拷問や虐殺を実行した強制収容所の所長ドッチは、逮捕後、キリスト教徒に改宗して、難民救助活動をするようになったが、罪滅ぼしのつもりなのだろうか。
ドッチが虐殺責任四人組と呼んだ者たちが罪の擦り付け合いをしているのが、救いようがない。
恐ろしいのは、2003年「カンボジア・デイリー」紙への「この国にもヒトラーのように国を愛し、スターリンのように真面目な、立派な指導者が欲しい」という投書だ。
かつてポル・ポト派だった者たちが袂を分かち、政府首脳となった結果、学校教育でクメール・ルージュによる大虐殺を教えなかったせいだろう。
ポル・ポトの罪は暴かれたが、粛清と虐殺の歴史は風化しつつあるカンボジアの悲しい現実を知った。
Posted by ブクログ
ジャーナリストの書いたもので、臨場感はあっていい。あまり細かい裏付けや考察には欠ける印象があるが、「ポル・ポト革命」とは何だったのか、を知るには読みやすいしコンパクトにまとまっている。
共産主義がどうとかではなくて、単にシロウトが"俺の考えた最強の政策"を、議論にも諮らず、事後の検証もせず、異論のある人間を排除していった、そのやり方の行きつく先はこういうものだ、ということだろう。その意味では、まったく今の日本は「ポル・ポト化」しかけているのではないか?! 時間はかかっても広く意見を汲むこと、事後の結果・途中経過の検証をすること、異論を排除しない、ということ、これらはとても大事なことなのではないか、今の日本はまったく出来ていないのではないか、と空恐ろしくなる。。
Posted by ブクログ
ポル・ポト政権が行った事について学びたくてこちらの本を手に取る。
1970年代に時の権力者が独裁的な政治を行なった、という簡単な話ではなく、1930年代の抗仏民族運動・インドシナ共産党の興り・米国など資本主義国への反発・カンボジア内戦など当時の複雑な情勢のなか、いくつかの偶然が重なり起こったものだった。
カンボジアがたどった複雑な歴史、隣国との関係、仏教・イスラム教の存在が思想に影響を及ぼすことなど、当時の事を幅広く知ることができた。
そして今、中国共産党がカンボジアを大規模支援し一帯一路の推進と中国化を推し進めている。
首相フン・ソンはポル・ポト政権打倒後から現在もその座についているカンボジアのいく先はどうなるのか。
こんな稚拙な言葉でしか感想を書けない自分を恥じる...
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
ビジネス・実用