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人気エコノミストが徹底解説!
長時間労働、ワンオペ地獄、人材に投資しない……だから給料が上がらない
「働き方」の不条理を解決するツボが丸わかり!
「生産性を高めよう」が合言葉になっている。きっかけは安倍政権が「働き方改革」を提唱したことだ。
実際、日本企業の生産性はスペインやイタリアにも劣り、先進国で最低レベルまで落ち込んでいる。たくさん働いているのに、稼げなくなっているのだ。
いったいなぜ、日本は生産性が低くなってしまったのか?
じつは日本企業は、旧日本軍と同じ失敗をしている。
たとえば近年、日本企業はどこも「ワンオペ」が増えている。社員1人で膨大な作業量を何でもこなすシステムだ。しかし、各個人が孤立して仕事をしているため、組織全体の効率は追究できない。また、ノウハウを組織でシェアできないという致命的な欠陥がある。チームで効率よく仕事をやるほうが、圧倒的に強いのだ。
これは特攻と何ら変わらない。大局的な戦略をもたず、現場の個人に「がんばれ!」「なんとかしろ!」と精神論で負荷をかけ、一発逆転の局面打開を期待する……これでは勝利は望めない。
本書は、日本企業のどんなところが低生産性を招いているのかを具体的に指摘したうえで、「では生産性をあげるために何をすべきか?」を具体的に提言する。
本当の「働き方改革」はここにあり!
Posted by ブクログ 2019年06月02日
四十代中間管理職の必読書である。
本書ほど、ピタリと日本企業の内情を表現し、方向性を示しているものは、他にない。
いくつもの点で、自分が陥っている事実に気付かされた。
一点、稲盛和夫氏のアメーバ経営に言及しているにもかかわらず、前後の繋がりが不明な箇所があり、もう少し具体的な説明が欲しかった。アメー...続きを読む
部分部分においては、理解が追いつかないほど難解な記述が続くところもあるが、学術的にも実務経験的にも濃厚なないようになっていて満足感がある。
Posted by ブクログ 2023年02月07日
本書は、読んでみると「はじめに」のつかみから面白い。
現在の労働現場では、「ボッチ仕事」というワンオペが増えていると言っています。中高年のサラリーマンの中で、一人でプロジェクトを進めている役職者が多くいるというのです。
「劇団ひとり」ならぬ「チーム自分ひとり」だというのです。
本書は言います。「本来...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年07月04日
参院選が近いのと、絶賛転職活動中の身として気になるテーマ。なぜ給料が上がらないのか=企業の生産性が上がらないから=経費削減されたまま教育を怠り、チームではなく個人で生産性を上げようとしているから。要は経営者のマインドに因るのでは?いち従業員レベルではどうしようもないことが多すぎでは?と思ってしまっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年02月16日
インパクトはなし。
共感・感心したところ
○成果を増やすセオリー
1.余力づくり…まず効率化
2.投資…浮いた時間・人材でトライアル&エラー
3.横展開…上手く行ったら他部署にも適用
○なにもしないこと(=前例踏襲)のリスク。リスク許容力の小さな上司は最悪。
○政府の働き方改革は「個人の工...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年12月18日
部下がいないワンオペの責任者、管理職が多い。役職定年の人たちも同じ。企業の価値を生かしきれていない。
ノウハウが伝わらない。生産性向上を一人の責任に押し付けている。組織で利益をあげる発想がない。
リーマンショックの時、節約で乗り切った。キャッシュリッチはその結果。節約で利益を積み上げる成功体験から...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年05月01日
マクロな視点だけでなく、労働者から見た課題感と違和感について説明されていて、納得感が大きい。
政治の視点から「働き方改革」がどのように利用されているのか、経営者がどう考えているのかという点もよく書かれていると思う。聞こえの良いことを鵜呑みにしてはいけないし、自分たちだけで責任を感じる必要もない。監視...続きを読む
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