アゲハチョウの世界

吉川寛 / 海野和男

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足で葉を叩くドラミングで、チョウは味見し、産卵できる植物かを見分ける――アゲハチョウ研究の最新の成果による解説と美しい写真から、分子生物学や種の多様性の最先端に迫る。
アゲハチョウを入り口に、最先端の成果による解説と、昆虫写真の第一人者による約150種のアゲハチョウの美しい写真によって、分子生物学や「種の多様性」への理解を深めていく。

• カテゴリ: ビジネス・実用
• ジャンル: 学術・語学 / 理工
• 出版社: 平凡社
• ページ数: 152ページ
• 電子版発売日: 2018年11月30日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 136MB

[ブクログ · ★★★★☆]

綺麗なアゲハチョウ類の写真もさる事ながら、アゲハチョウ類の解説もかなり詳しかった。
幼虫の時の食べ物となる植物、これを変えることでアゲハチョウの種類が分化していった事などおもしろい。日本アゲハチョウやその仲間を図鑑などでみると、なんでジャコウアゲハだけウマノスズクサ類を食べるのかなと不思議に思っていたが、実はウマノスズクサを食べる種からいくつか分化してミカン類を食べるアゲハチョウ類が生まれた事など、知らなかった。この、食性転換についてかなり詳細に説明があった。