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軽井沢の豪奢な別荘「白樺荘」に、莫大な遺産を相続することになった4人の男女が集まった。だが、生憎の悪天候で雪が降りしきり、別荘は外とは連絡が取れない孤立状態になっていた。そこで、一人、また一人と殺人鬼の毒牙にかかって相続人が死んでいく……。本格推理の巨匠が描いた密室殺人。発表から60年近い年月を経て、初めて文庫化される幻の長編!
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Posted by ブクログ
雪の降る軽井沢の別荘へ、莫大な遺産相続の権利を持つ4人の男女が集められた。次々と起こる殺人事件。遺産目的の殺人に違いないと思われたが… 典型的なクローズドサークルもの。あっと驚く犯人は、読み慣れてる人なら当てられそうだが、それでも展開にワクワクする。
表題作+短編+エッセイ 遺産相続からみで集められた面々 雪降る山荘で・・・舞台はまぁよくあるあれでした 遺産相続の依頼を受けた弁護士視点での語り(日記調) それなりに楽しめました
軽井沢の白樺荘で起きた大量虐殺事件を弁護士の日記で語られていく体裁をとっているので、星影龍三や田所警部が出てくるのは最後の最後。盛り上がりはいまひとつといった印象。 また思わぬところから明かされる真相はかなりインパクトがありますが、犯人を限定するためのロジックが甘く、総じて満足度はあまり高くありませ...続きを読むん。長らく文庫化されなかったのも頷ける内容かなと思います。
長らく絶版だったこの作品が2017年に論創社から復刻され、この度、光文社から初の文庫版で出た。買い易くなったのは有難い。 尤も、作品の出来で言うと氏の長編の中で相当劣ると言わざるを得ない。手掛かりが皆無なフーダニットで、最後に出てきた星影探偵が解決した体裁になっているが肝心の謎解きを全くしていない。...続きを読む 意外な結末を面白く感じる人もいるだろうが、同じ星影探偵の『りら荘事件』と比べたら天と地。これの絶版本が今でも1万円以上の値段が付いているのが不思議だ。
論創社から出てる「鮎川哲也探偵小説選 」に「白の恐怖」は収録されていますのでそちらでも読めますが、この本はあわせて「影法師」と「随筆」三篇を収録した構成の文庫になります。 「影法師」の哈爾浜を舞台にした露西亜ネタが、短い中に鮎川哲也のいろんな要素(と遊び心)が詰め込んであって面白かった。
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