バネジョのお嬢様が焼くパンケーキは謎の香り

文月向日葵

黒瀬大翔（くろせはると）は、大学進学を機に赤羽で暮らしている。最近住まいの向かいにチーズケーキの店が出来た。イートインメニューにはなぜかパンケーキ。美人店主に目を奪われ、恋人にフラれてしまった大翔に、当の店主・三条歩花（さんじょうあゆか）から、なぜか、店を手伝ってほしいというお誘いが。美人なのに不愛想で、謎めいた彼女が気になって、時々バイトに入ることになったが――。

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 小説 / 国内小説
• 出版社: 光文社
• 掲載誌・レーベル: 光文社キャラクター文庫
• 電子版発売日: 2018年09月11日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 3MB

[ブクログ · ★★★☆☆]

住んでいるところの窓から見える
新しくできたチーズケーキ屋。

オーナーなら、気まぐれに開け閉めしていても
納得です。
そして美味しそう…パンケーキも、食べてみたいです。
しかし主人公の『何』が気に入ったのかが
何となく？　程度にしか分かりません。
これはこれで楽しいですが。

恋愛が絡んでいる、と言ってもいいのでしょうか？
初っ端から主人公は恋人と別れていますが
こういう相手とは別れても大丈夫かと。
むしろ復縁迫られても、え？？　という気分です。
そして何故その間を持とうとするのか、を
オーナーに聞いてみたい。

とか思っていたら、あっちはあっちで
面倒な事になっていますし。
確実に言いがかり。
罪悪感に漬け込んで、いいように、というのが
透けていますが。
相手の男は…残念な人物、としか言いようが…でした。

[ブクログ · ★★★☆☆]

日常ミステリーかと思いましたが、謎解きではなく、謎めいているのはケーキ屋店主でした。

ただ美味しいスイーツは正義だと思います。

[ブクログ · ★★★☆☆]

接客が好きなわけでも、すごく仕事が好きなわけでもない。ケーキを作るのもそこまで...。という感じの不思議なケーキ屋。不思議なことが起きる。という意味ではなく、何故ケーキ屋？という意味で。そこで売られるとにかく美味しそうなケーキが魅力的。その時々のパンケーキも。それを見てるとやっぱりケーキは好きなのかな？とも思えてくる。
そのケーキ屋で出会った２人はまだまだお互いのことが分かっていないけど、一緒にいるとなんとなくしっくりくる。今後どうなるのか気になる。