一流ビジネスマンはなぜ、くさくないのか？

村井千尋

なぜ、「香り」で夢を叶えられるのか。理由は「脳」です。「香り」を感じる「嗅覚」は、五感の中で唯一、脳の大脳辺縁系に直結しています。大脳辺縁系の役割は記憶や感情で、相手の脳に直接「香り」の持つ力を届けることができるうえ、長期間にわたってその「香り」のイメージを植え付けることができるのです。つまり、自分も含めた人に対していいイメージを印象付けたければ、「香り」が一番効果的なのです。第一印象は「見た目」より「香り」で決まります。そういった「香り」の利点を意識して実際に多くの企業がビジネスシーンで戦略的に「香り」を取り入れています。日本人は「加齢臭」や「ワキガ」といった体臭には敏感に反応しますが、どちらかと言うと無臭を好み、積極的に香りを使って自分の匂いを味方につける意識がありません。そこで本書では、「香り」のエピソードをふんだんに紹介しながら、夢を叶えるための「戦略的な香り」の身にまとい方まで紹介していきます。

• カテゴリ: ビジネス・実用
• ジャンル: ビジネス・経済 / 経営・企業
• 出版社: 実業之日本社
• ページ数: 224ページ
• 電子版発売日: 2018年06月15日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 2MB

[ブクログ · ★★★☆☆]

タイトルを見て一流ビジネスマン臭くないのか？一流でも臭い人はいそうだけど？と思って手に取ってみた本。要約すると見た目だけでなくにおいに気をつけている人は体調管理・人間関係などに気を使うことができるという話。
最後らへんは一流ビジネスマンについてというよりモテる男性になるための話でタイトルに期待した内容ではなかったですが、男性はもちろん臭いが気になる女性も読んでみた方が良い本だと思います

[ブクログ · ★★★☆☆]

嗅覚は脳の特に原始的な部分に強く作用するということは知っていた。
しかし、うまく利用すれば簡単に人間関係の好転、異性獲得、昇進につながるという点は盲点であり、具体的に日常でどのように香りを武器として使えるかというテクニックについても明記してあるこの本は私にとって非常に有用だった。
たしかに大企業の役員クラスで臭い人間には会ったことがなく、むしろ香水をつけている方も多い。
そして悲しいことに逆も然り。
香水に限らず、これからの時代はより一層、「自己プロデュース能力」が重要になってくるだろう。