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精神鑑定は他人事だと思っている精神科医に、ある日、依頼の電話がかかってくるかもしれない。
精神鑑定が行われる件数は、毎年増加し続けているため、これまで精神鑑定に携わってこなかった医師たちにも精神鑑定の依頼が来る時代になってきた。
本書には、精神鑑定の依頼の受け方から鑑定面接の仕方、鑑定書の書き方まで、精神鑑定を行うための必要十分な知識が分かりやすく解説されている。また、内容も面白く、やさしい記述で、精神鑑定がどのようなものであるかを小説を読むかのように楽しく理解することが出来る。精神鑑定をこれから行う医師にとっても、心理士やPSWなど精神鑑定に携わる方にとっても極めて役立つ心強いガイドブックである。一般の方にとっても、裁判員に選ばれる可能性のある現在、精神鑑定を易しく理解できる最適の書である。
Posted by ブクログ 2018年07月16日
鑑定書作成のための手引書。
責任能力をどう考えるべきかとか、司法精神医学チックな内容は成書を参照すべし、というスタンスのようで、ほとんどふれられていない。鑑定依頼が来てからどのように物事が進んでいくかという形式的な話が中心。
裁判員裁判の時代における鑑定人の役割など、参考になる話も多いが本書だけ...続きを読む
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