白き聖女の福音 呪われ王は神との離婚を望む

伊月十和 / 椎名咲月

ローエングリン王の「闇の呪い」を解くことになった聖女シェスカ。王が解呪を願ったのは、とある貴族女性と結婚するためだと思っていたのだけれど……。呪いを解いた途端に、なぜか自分が王から求婚されてしまって!? 聖女は誰とも結婚なんていたしませんと何度も言っているのに、どうして諦めてくれないのですか!? 結婚を諦めさせたい聖女と結婚したい呪われ王の熱烈求婚ラブコメディ!

• カテゴリ: ライトノベル
• ジャンル: 女性向けライトノベル / 一迅社文庫アイリス
• 出版社: 一迅社
• 掲載誌・レーベル: 一迅社文庫アイリス
• 電子版発売日: 2018年02月27日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 13MB

[Bb · ★★★☆☆]

配線が少しい会話が楽しい

壊滅騎士団と同じ雰囲気だけど、今回は主役のヒロインが聖女だけに壊滅騎士団のフィーリアよりお上品（フィーリアごめん）です。しかし本当に伊月さんの描く男性陣は人の話を聴きませんね。そこが面白いのですが。
壊滅騎士団のノリがお好きな方は、こちらも充分楽しめるかと思います。キャラがそれぞれ立ってますし、ユーモアも健在。人の話を聴かない会話のやり取りも楽しいです。

[みみ · ★★★☆☆]

ヒロインが周囲にキャラ負け

王や騎士団、聖人たちのキャラが特徴的でおもしろい。それだけにヒロインが真面目な普通キャラすぎてつまらない。真面目で良い子でおもしろいセリフもない。うーん、正直、周囲が彼女を特別にする理由がわからん。職務に忠実な普通のいい人です。
呪いは解けたけど、教会の改革(男性女性の規則の違いとか)とかやらなさそうだし、結局、呪いの件以外、何も変えないヒロインでした。最後に含みを持たせてるけど、結局、何も変わらないじゃん！って思いました。
ちなみにタイトルの福音ってどこに福音的な事柄があったのかな？神的存在の脅しと解呪ならあったけど。タイトルにするほどかな？？
周囲のキャラが良かったたけに残念でした。